いまや“情報セキュリティ”は社会人の常識です。4月から新社会人になる方々のために、会社でまず最初に気を付けなければいけない情報セキュリティに関する検定問題を用意しました。楽しみながら学んでください。
これから新社会人になる方を脅すつもりはないのですが、いま、企業はかつて経験したことのないような厳しい状況下にいます。
2009年3月の決算期には日本版SOX法が適用され、上場企業はきちんと内部統制にも対応しなければならなくなりました。また、連日のように報道されているWinnyなどによる情報漏えい事件はあなたも見聞きしたことがあるかと思います。
内部統制では、経営者つまり社長は従業員をきちんと“統制”しなければなりません。しかし、上場企業の場合、社員は数百人?数万人規模になりますが、この人数を社長が1人で把握できるわけがありません。そこで、ワークフローや統制システムを導入することで、きちんと社内の業務を見える化し、もし悪いことをする社員が出た場合でも未然に防いだり、発見して後から責任を追及できる体制を作らなければならなくなりました。
また、情報漏えい事件が頻発し、情報漏えいへの風当たりが強い現状では、企業は内部統制とあわせて、情報漏えい対策やセキュリティ対策にも力を入れています。恐らく、いま@IT情報マネジメントを読んでいる新社会人の方々も、入社後にこのようなセキュリティ関連の研修をいくつも受けると思います。
今回は、このように情報セキュリティに対する意識が高まる現状において、あなたがどの程度、セキュリティに関する知識を身に付けているかを測るための問題を用意しました。問題といっても、セキュリティの技術的な知識を問うものではなく、基本的な心構えなどの意識の問題を問うように作りました。ふるってご参加ください。問題の途中、最後の判定には、お楽しみコラムやイラストを用意しています。ぜひ、いろいろと試して楽しんでください。
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