ウイングアーク、モバイルでデータ活用の機動性向上“新世代ダッシュボードソリューション”「MotionBoard」がモバイル対応

» 2011年12月01日 00時00分 公開
[内野宏信,@IT]

 ウイングアーク テクノロジーズは11月30日、社内データを仮想統合し、ニーズに応じて柔軟・迅速に可視化する“新世代ダッシュボードソリューション”「MotionBoard」をモバイルデバイスに対応させた「MotionBoard+Mobile」を発表した。iPadやiPhone、Android OS対応のモバイルデバイスから、社内のさまざまなデータをリアルタイムに閲覧・分析できる環境を実現することで、ビジネスの機動性向上に大きく寄与するという。

 MotionBoardは同社が今年8月に発表した製品。同社のBI製品「Dr.Sum EA」エンジンをはじめ、Oracle Database、Microsoft SQL Server、IBM DB2、MySQL、さらにはCSVファイルなど各種データソースに対応し、ほしいデータを瞬時に可視化できることを特長としている。今回発表したMotionBoard+Mobileはそのモバイル対応版で、データ活用の利便性に機動性を付与したことにより、社内に散在しているデータを日常的に活用する環境が整うという。

写真 新世代ダッシュボードソリューション「MotionBoard」をモバイルデバイスに対応させた「MotionBoard+Mobile」。いつでも、どこでも見たい情報にアクセスできる環境が整う

 対応デバイスは、iPad、iPhone、Android OS対応のモバイルデバイス、Windows 7搭載のスレートPC。MotionBoardと同様、「超高速描画テクノロジ」によって、ユーザーが設定した切り口からリアルタイムにデータを可視化できるほか、チャート中、問題がある部分だけを点滅させる機能、任意に設定したしきい値を下回った際などに、視覚的に自動報告するダイナミックアラート機能なども利用できる。

 専用アプリケーションとしたことで、タッチパネルに最適化したナビゲーションと、レスポンスの速い快適な操作性を実現しているほか、独自暗号化されたクライアントキャッシュ技術の採用により、地下鉄内などデータ通信状態が安定しない環境でも、安定的かつ安全に情報を閲覧・集計・分析できるという。

 価格は1CPU当たり1500万円(税別)。大量データを有効活用する“ビッグデータ”がキーワードになっている中、同社では「情報を得たいというモチベーションに答え、意思決定のスピードアップを支援することで、ユーザー企業のビジネスの価値向上に貢献していきたい」とコメントしている。

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