感情認識、会話エンジンを搭載したヒューマノイドロボットがかつてない形で一般に提供される。Pepperが提供する「人に寄り添う」ためのフィジカルなインターフェースデザインはどのように考案されたのか、その開発の経緯と共に、いち早くPepper開発に携わったデベロッパーの声から、今後の可能性を探る。
ピクシブ株式会社
モバイルアプリケーションスペシャリスト
安生 真 氏
チームラボ株式会社
Catalyst Div.
水本 賢興 氏
Pepper(ソフトバンク)
マーティン・カサド氏がスタンフォード大学の博士論文で書いたOpenFlow。これがSDN(Software Defined Networking)をめぐるすべての動きにつながっていった。同氏はいま、あらゆる企業がサーバ、ストレージ、ネットワーク、そしてセキュリティ機能を「Software Defined」という観点で改善すべきだと主張する。そしてこれは従来のIT投資を無駄にせずにできることなのだという。
本セッションでは、SDN/SDDC生みの親であるマーティン・カサド氏に、アイティメディアの三木泉エグゼクティブ・エディターが、今多くの企業の注目を集めるこの技術の本質を聞く。
「夢のコンピュータ」と呼ばれる量子コンピュータ。常人には理解しがたい「量子力学」を応用したコンピュータであり、これまでの常識を覆すような性能を持つコンピュータとされる。同時に、量子コンピュータの実現には、とても大きな技術課題をいくつも乗り越えなければならない。そういった意味でも、まだまだ“夢”にすぎない存在でもある。
その中で、東京大学の古澤明氏らのグループは2013年に「超大規模量子もつれ」の生成に成功した。“夢”に大きく近づく画期的な成果として世界を驚かせた。古澤氏は、それまでも「完全な量子テレポーテーションの実証」など量子コンピュータ実現に欠かせない多くの成果を生み出してきた研究者だ。
一部でノーベル賞候補として名前も挙がる量子力学の第一人者でもある古澤氏に、近年の開発成果について振り返ってもらうとともに、量子コンピュータの魅力、そして量子コンピュータ実現の可能性について聞いた。
グローバル統合がすさまじい勢いで進むなか、ようやく日本企業は長いトンネルを抜け出ようとしている。度重なる金融危機と甚大な自然災害は日本企業にリスクに対する備えを求め、そして政権の安定や2020年東京オリンピックの招致成功は次なる成長に向けたイノベーションの加速を求めている。
本セッションでは、半世紀前の東京オリンピックで産声を上げたセコムの木村前会長に、オリンピックを契機とした同社設立の秘話や、その後、柱の巡回警備事業からの撤退、ネットワークを活用した機械警備へシフト=「ビジネスイノベーション」、これからの新しい社会インフラと情報セキュリティについて語っていただく。
京セラは創業時、社員はわずか28人だった。だが創業者・稲盛和夫名誉会長が考案した経営手法「アメーバ経営」を原動力に、1兆円企業へと発展した。アメーバ経営は、2013年に再上場を果たした日本航空や、医療機関・介護施設など、現在500以上の企業でその効果を発揮している。
世の中に多くの経営手法がある中で、なぜアメーバ経営はこのような効果を上げることができるのか――。それは「人間の力」を無限に引き出す点にあるという。
本講演では、KCCSマネジメントコンサルティングの浅田英治代表取締役社長が、アメーバ経営を基礎からひも解きながら、その原点である製造業を事例に用いて解説する。
浅田 英治 氏
1979年京都セラミック株式会社入社後、本社経営管理課へ配属。EDP運用、実績管理業務に従事する。1982年、旧サイバネット工業やヤシカへの経営管理指導を行なった後、1986年北米の持ち株会社Kyocera International Inc.(KII)に、経営管理部マネージャーとして出向。以降10年間、関連会社における情報システムの導入や実績管理の仕組みの整備等、経営管理機能の基盤強化に努める。1996年の帰任と同時に、京セラコミュニケーションシステム株式会社コンサルティング事業部に異動。2002年、同社取締役・経営コンサルティング事業本部副本部長に就任すると、2006年には経営コンサルティング事業本部を分離独立し、KCCSマネジメントコンサルティング株式会社を設立、常務取締役に就任する。2009年同社代表取締役専務経営コンサルティング事業本部長に就任。2011年4月、代表取締役社長に就任、現在に至る。