駅前や、家電量販店など、街中でたびたび見かけるYahoo!BBの顧客獲得スタッフ。そのユニフォームが、もうすぐオシャレに変わる?
ソフトバンクBBは、Yahoo!BBのスタッフが着用する春夏シーズン用ウェアのデザインを、一般公募により変更する。「親しみやすさ」「安心感」を与えるユニフォームを、一般ユーザーの視点から提案してもらうのが狙い。Yahoo!BBのテーマカラーである赤・白をベースに、トータルコーディネートしてもらう。
既に採用が決定している、ベージュのチノパンツに合わせるかたちで、男女用の帽子とトップスをデザインしてもらう。現在は募集を締め切り、同社の社員投票によって1次審査が終了した段階。得票数が多かった上位15点が、2次審査に進んでいる。
ソフトバンクBBのコンシューマBB営業企画本部、マーケティング統括部プロモーション部の、舩木詳子担当部長と坪田健一氏は、力作ぞろいで、1次で絞り込むのに苦労したと話す。
「赤白のユニフォームということで、画一的になるかと思ったが、応募作品は多様性に富んでいた」(坪田氏)。
もっとも、レベルが高いのには理由がある。今回、ソフトバンクBBでは学校法人文化学園などと協賛しており、デザインの専門学校に通う生徒が多数応募していた。「専門学校生と、一般の比率が、9:1」(舩木氏)だという。
ただし、一般の応募者から2次審査に進んだ作品もある。下の写真は、その応募者が複数提出したデザインの1つだ。
実はこの応募者、後で分かったことだが顧客獲得スタッフの1人だったという。「やはり、現場の人間はどんなデザインなら実用的かが分かっている。それが、2次選考に残るという結果につながったのでは」(坪田氏)。
ほかに、実際に現場スタッフにヒアリングをして、“ボールペンを挿すポケットがあることが重要”などの意見を、デザインに反映させた応募者もいたようだという。「熱意に、感心した」(舩木氏)。
今後は、ファッションデザイナーのドン小西氏、ソフトバンクBBの孫正義社長、タレントの広末涼子さんらが2次審査にあたり、最終的な入賞作品を決定する。「20〜40代のスタッフの体型に合うものであること、量産できるものであること」などの条件が勘案されるが、審査員がどういった結論を出すか、見当がつかないという。結果は、2月20日にファッションショー形式で発表される予定だ。
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