ニューヨーク州検事総長は4月1日、「バッファローのスパマー」として知られるスパム業者のハワード・カーマック被告に対し、エリック郡の陪審が有罪評決を下したと発表した。同被告は他人の身元情報を盗んで開設したアカウントで大量の迷惑メールを送信したとして、昨年5月に起訴された(5月8日の記事参照)。
カーマック被告は、同州バッファローの住民2人から盗んだ個人情報を使って米インターネットサービスプロバイダー(ISP)EarthLinkのアカウントを開設したなりすましの罪と、そのアカウントから送った電子メールに詐欺的な件名を付けたビジネス記録偽造の罪で有罪を宣告された。
刑罰の言い渡しは5月27日に予定されている。
今回の事件は、ニューヨーク州で制定されたなりすまし禁止条例に基づいて立件された初のケース。同州検事総長事務所と州警察、米連邦捜査局(FBI)のバッファローサイバー捜査本部が共同捜査に当たった。
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