キヤノンは13日、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたプロジェクト「写真新世紀」の第27回作品公募を開始すると発表した。募集期間は4月15日から6月4日まで、キヤノン本社(東京・大田区)の文化支援推進課写真新世紀事務局で受け付ける。
応募条件は、国籍、年齢、経験、プロ、アマ問わず。二重応募は禁じ、本コンテストを目的とした未発表・未公開のオリジナル作品に限る。応募者1人(組)につき1作品までで、作品形式や点数などの制限はなし。出品費用は無料。
審査員は、写真家の荒木経惟氏と森山大道氏、写真評論家の飯沢耕太郎氏、森美術館副館長の南條史生氏。さらに、今回のゲスト審査員として、写真家のケビン・ウエステンバーグ氏、美術作家のやなぎみわ氏を迎える。各審査員が1名ずつ優秀賞を選出し、計6名の受賞者には賞金20万円が贈られるほか、今秋開催の年間グランプリを決定する「写真新世紀展2004」に出品する権利が与えられる。
受賞者の発表は、6月25日頃に同社Webページ上で行うほか、受賞者には個別に連絡される。また、2005年刊行の機関紙「写真新世紀vol.19」にも掲載される予定だ。受賞作品の著作権は制作者本人に帰属。ただし、今後予定される受賞作品の公開、発表の権利(展覧会、写真集、CD-ROM出版、プロモーション、Webページでの使用など)はキヤノンに帰属となる。
写真新世紀から、蜷川実花氏や佐内正史氏、澤田知子氏らの写真家を輩出しており、現在までの応募総数は約23万点になっているという。
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