ライブ!ユニバースは、日本時間6月8日(火)午後2時10分ごろから世界各地で観測される金星の太陽面通過現象を、国内外からインターネット中継するプロジェクト「LIVE! VENUS(ライブ・ビーナス)2004」を実施する。
中継時間は8日午後2時から同日午後8時ごろまでの予定で、イラン、京都大学大学院理学研究科附属飛騨天文台、国立天文台(三鷹市)、葛飾区郷土と天文の博物館など6か所から、「一定時間ごとの最新観測静止画像」「微速度撮影映像」「ハイライトシーンを交えた映像」を配信する。利用料は無料で、動画の視聴にはWindows Media Player、RealPlayer、Quick Timeのいずれかを使用する。
金星太陽面通過は、地球・金星・太陽が並ぶときに起こる現象で、世界的に見て122年ぶり、日本での観測は明治7年(1874年)以来130年ぶりとなる。この現象を利用して地球と太陽の距離を測定ができるという教育的価値があり、また金星が太陽の3%程度の大きさで通過するため肉眼でも観測が可能となる。
今回は、ライブ!ユニバース初の試みとして携帯電話向けにQuick Time映像を配信。さらに、Webへのアクセス負荷分散システムについての新しい方式の試行を予定しているという。
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