世界のブロードバンド料金が今年上半期に各国で大きく値下がりしたことが、Point Topicが7月29日発表した報告で明らかになった。
同社が行った調査によると、CATV接続の月額料金は平均16%、DSLは平均13%値下がりした。特にCATVは各国で大きく値下げする傾向が見られ、CATV接続の月額料金は平均7.2ドル下落して32ドルとなった。これに対してDSLは平均2.5ドルの値下げで29.5ドルとなっている。
これは、CATV事業者がマーケティング戦略を転換し、DSLに奪われたシェアを挽回しようと大幅な値下げに踏み切っていることを示すものだとPoint Topicは解説している。
こうしたトレンドに逆行する動きとして、ヤフージャパンはエントリーレベルのコンシューマー向けブロードバンド料金を20%引き上げたと報告書では指摘。それでも同社が世界で最も安いDSL提供企業であることに変わりはないと述べている。
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