調査会社の米ABI Researchは8月10日に発表した調査報告で、省電力性に優れた次世代無線通信標準「ZigBee」が、3年以内に急成長を遂げるとの見通しを示した。
ABIによると、ZigBee採用デバイスの出荷台数は、2005年に約100万台を記録、2006年には80倍以上に増え、8000万台を突破するという。
ABIのアナリスト、クリス・ロペス氏は、ZigBee採用デバイスは、まず産業分野で採用が進み、次いで1年後、ホームネットワーキング分野に広まると予測する。
同氏はZigBeeが2006年に急成長を遂げる理由として、(1)ZigBee(802.15.4b)が承認される(2)主に欧米のメーカーをターゲットにしているZigBee ICベンダーが、巨大なアジア市場に目を向けるようになる――という2点を挙げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR