マイクロソフトは、独自に開発したWeb検索サービス「MSNサーチ」β版を11月12日に公開する。日本やアメリカなど26地域で利用可能。日本語、英語など11の言語に対応する。正式版は来春公開予定だ。
検索できるWebページは50億以上。データは頻繁に更新して鮮度を保ち、リンク切れなど不要な情報を情報を最小限にとどめたという。
「Web全体」や「ニュース」といった検索タブを装備した。クリックすると、特定のタイプの情報だけを検索できる。
検索結果を細かくカスタマイズできる機能を備えた。サイトやドメイン、国、地域、言語を選んだ後、更新頻度や検索頻度などをダイヤル調整して希望の検索結果を表示できる。「頻繁に更新されている日本語のページ」や、「ほとんど検索されていないアメリカのページ」といった条件で検索可能だ。
アメリカなど数カ国のβ版では「クイックアンサー」「ダイレクトアクション」「サーチ ニア ミー」の3機能を搭載した。
クイックアンサーは、オンライン百科事典「エンカルタ」の検索機能。「トルコ 首都」と入力すれば、「アンカラ」という答えを表示する。ダイレクトアクションは、アーティストや楽曲、アルバム名を入力すると、MSNミュージックのコンテンツを検索できる機能。サーチ ニア ミーは、地域を限定して検索できる機能。3機能は順次、日本語版にも搭載する予定だ。
同社は新検索エンジンで、「片端から情報を集めてくる『大きいことはいいことだ』的なアプローチから脱却し、ユーザーの質問に対してより的確な検索結果により素早くアクセスできるようになった」としている。
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