近くからの写真撮影は禁止、ケースに手を触れたら警備員が注意――美術品のような厳重さで守られているのは、東京・新宿駅のポスターに張られた「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の実機だ。
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは同日から、東京、大阪、名古屋の主要駅に、PSPの実機付きポスターを掲示。「どこでもいっしょ」「リッジレーサーズ」などゲームのデモ画面を流している(関連記事参照)。
PSPは鍵付きの透明アクリル板の中に入れられ、警備員が見張っている。8台掲示している新宿駅のメトロプロムナードは4−6人、4台掲示するJR新宿駅構内は2−3人が常時見張り、万一の盗難を防ぐ。
メトロプロムナードの通行人は、ゲームの実機展示という珍しい広告に立ち止まって画面に見入り、「これ、TVなの?」「きれいな画面ね」などと話していた。「一番多く見にくるのは、30代以上のサラリーマン」(警備員)。
警備員によると、見に来た人ほぼ全員が高画質に驚くという。「『日本のゲームもここまで来たか』としみじみ感動していた女子高生もいた」(警備員)。
12月12日の発売に先駆けて高画質をアピールしようと、駅での実機展示にふみきった同社。狙いは当たったようだ。
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