マスストレージクラスにも対応しているため外付けHDDとしても利用できるが、事前に本体を「マスストレージモード」に切り替えておく必要がある(「メインメニュー」-「エクストラ」-「ディスク」)。この際には、音楽ファイルを本体のライブラリに転送・登録することはできない。
しかし、添付される「Zen Micro メディアエクスプローラ」を利用すれば、WindowsのエクスプローラからポータブルHDDのように扱えるほか、音楽ファイルの転送も行える。メディアエクスプローラをインストールすると「マイコンピューター」にアイコンが登録されるので、アイコンをダブルクリックすれば、Creative MediaSourceやWMP10を起動しなくとも音楽ファイルの転送が行える。
音楽ライブラリを確認しながら本製品の同期を行いたい場合にはCreative MediaSourceやWMP10、データファイルの転送もしたいという時にはメディアエクスプローラ、ポータブルHDDとして利用したいときにはマスストレージモードを使う、というように用途に合わせて転送ソフトやモードを使い分けることになるだろう。
そのほか、OutLookとの同期機能も備えており、連絡先や予定表などのデータを本製品に同期させることもできる。
1インチのHDDを搭載した小型プレーヤーというと、どうしてもiPod Miniが比較対象となってしまうが、本製品の価格は直販サイトで3万2800円とiPod Mini(2万8140円:直販サイト価格)に比べて4000円ほど高価だ。
しかし、スペックだけを比較しても、本製品のほうがHDD容量で勝り、連続駆動時間も長い。加えて、本製品にはリモコンが標準で付属しているほか、iPod Miniを上回る10色のカラーバリエーションも用意されている。カラーはホワイトやブラック、シルバーといった一般的なもののほか、パープル、ダークブルー、ライトブルー、グリーン、オレンジ、ピンクが用意されており、好みに合わせたチョイスが可能だ。
それに、長時間駆動を重視するユーザーにとって、バッテリーの交換機能は何物にも替え難い安心感を与えてくれるだろう。スペアバッテリーを用意しておけば、外出先での不意なバッテリー切れや、充電ができない長時間の飛行機搭乗などでも安心だ。
厚みこそはiPod Miniよりあるものの、名刺サイズともいえるコンパクトさを実現しているほか、タッチパットによる操作もなかなか快適。小型のHDDプレーヤーが欲しいユーザー、なによりも長時間駆動を重視したいユーザーにはお勧めといえるだろう。
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