欧州委員会は12月1日、米MicrosoftとTime Warnerによるデジタル権利管理ソフトメーカーContentGuardの買収計画をめぐり、独禁法関連の調査を「一時中断」したと発表した。この取引についての追加情報提出を待つ方針だという。
競争政策担当委員ニーリー・クロエス氏の広報担当者によれば、この合弁事業に関する調査が凍結されたのは、両社への情報請求に対して十分な回答が得られていないためだという。欧州委員会は欧州連合(EU)の執行機関。
このプロジェクトには先日、フランスの電機メーカーThomsonが参加を表明したが、同広報担当者によると、今回の動きはこれに関連したものではないという。「Thomsonはわれわれが要求している情報の主題ではない」と同氏。
「ThomsonがContentGuardにもたらす影響については何も言えない。われわれはまだこの件に関する詳細を手にしていない」と同氏はコメントしている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR