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鮮やかな有機ELディスプレイを搭載したマルチプレーヤー〜「RunPo」レビュー(1/4 ページ)

» 2005年01月06日 11時26分 公開
[浅井研二,ITmedia]

 ダイナコネクティブが販売している「RunPo」(DY-PMR1211)は、5Gバイトハードディスクを搭載したポータブルマルチメディアプレーヤー。オリジナルは韓国CLiODの「CLiOD PMP(CN-2210)」のようだ。各種MPEG4形式やWMV9のビデオファイルや、MP3、WMA9のオーディオファイル、そして、JPEGのスライドショー表示に対応する。また、テレビチューナーも内蔵しており、単体でのテレビ視聴および録画も可能だ。

photo 有機ELディスプレイが目を引く、ダイナコネクティブのポータブルマルチメディアプレーヤー「RunPo」(DY-PMR1211)。付属のロッドアンテナを接続するとポータブルTVに早変わり。ほかにも、DivXプレーヤーやポータブルストレージなどとしても使える多機能モデルだ

 しかし、それらはさておき、実はこの製品の最大の特徴は、採用したディスプレイの種類となる。液晶ではなく、有機ELディスプレイを搭載しているのだ。これはご存じのとおり、電気を流すと発光する物質を利用したELディスプレイの一種で、その名のとおり、有機物質を発光体として用いている。液晶とは異なり自発光するので、見やすく、視野角の制限も生じないといわれている。この製品では2.2インチの有機ELディスプレイを採用し、約1670万色のカラー表示が可能、解像度は521×218ピクセルだ。

 1インチHDDを採用しているだけに、本体は軽く、それなりにコンパクトに仕上がっている。操作は前面のスティックでカーソル移動や再生制御を行えるほか、ボリュームとチャンネルの+/−ボタンが目立つよう配置されている。また、右側面にはREC(録画)、DISP(情報表示)、MODE(メニュー呼び出し)の3つのボタンが並ぶ。

photo 本体右側面には、利用頻度の高いREC、DISP、MODEボタンを配置。前面にはカーソル操作用のスティックがある

 また、機能が豊富なだけに、入出力端子も多い。本体上部にはヘッドフォンとアンテナ、底部にはUSBと電源端子を装備。また、左側面には外部映像/音声入力、および映像/音声出力がある(ともにミニジャックで、付属のケーブルでステレオ音声、コンポジット映像のピンジャックに変換できる)。アンテナは伸縮式のロッドアンテナが取り付けられるほか、同軸アンテナケーブルを変換して接続するためのアダプタも付属する。

photo 本体上部にはヘッドフォン端子、電源スイッチ、内蔵マイクのほか、TVアンテナ接続用の端子も用意されている
photo 本体左側面には映像/音声入出力用のミニジャック2基を装備。底部にはUSB2.0、および電源端子がある

明るく、非常に見やすいディスプレイ

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