日本デジタル家電は、ハードディスクレコーダー「ロクラクII」シリーズの最新モデル「ロクラクII Limited・スーパー」を1月18日に発売する。新たにメールで動画を送受信できる機能を搭載したほか、4月に開始する映像配信サービスのSTB(セットトップボックス)としても利用できるという。発売当初は同社の直販サイトのみで扱うが、順次量販店でも販売する予定。価格は16万8000円だ。
「ロクラクII Limited・スーパー」は、“インターネットビデオデッキ”をコンセプトとするロクラクIIシリーズの最新モデル。300GバイトのHDDを搭載し、連続1200時間の録画が可能だ(ビットレートは0.5Mbpsの場合)。また、リングバッファ録画・再生機能をを使えば、特定のテレビ局や外部入力映像をエンドレスに録画。長時間のタイムシフト再生が行える。
有線LANポートやUSB2.0ポートを備え、パソコンとの親和性が高いのも同シリーズの特徴。USB経由で録画ファイル(MPEG-2 MP@ML)を転送したり、接続したパソコンのHDDに直接録画することができるほか、パソコンからのリモート制御(録画、再生、予約)、iEPGを使用した録画予約といった機能を持つ。同梱ソフトの「ソフトウェアロクラク」(Windows用)を使えば、ロクラクで録画した番組をパソコン上で再生できるほか、逆にパソコンのHDDにある動画をロクラクとテレビで視聴することも可能になる。
また、ロクラク本体にメールクライアント機能を備え、携帯電話やパソコンからの録画予約、録画状況を確認する「メールレポート」機能が利用できる。さらに、ロクラクII Limited・スーパーでは、メールによるビデオファイルの転送機能を新たに搭載。ソフトウェアロクラクをインストールしたパソコンとロクラク本体の間で、録画ファイルをメールでやり取りできるという。同社では「出張中のお父さんにお子さんの入学式や運動会の映像を送ったり、ローカル局の番組を送る」といった用途を想定している。
日本デジタル家電では、ロクラクII Limited・スーパーを対象としたインターネット経由の有料/無料コンテンツ配信サービス「ロクラク・チャンネル」を4月にスタートする。番組内容は「間もなく告知する」としているが、映画やアニメ、ビジネス英会話、スポーツなどが含まれる見込みだ。
ロクラク・チャンネルでは、コンテンツをストリーミングではなく、「ダウンロード+追いかけ再生」という形で視聴する。このため、インターネットを経由しても帯域幅の変動などの影響を受けず、安定した映像を視聴できる点が特徴。課金はPay Per View方式だ。なお、著作権保護の仕組みも取り入れるため、ロクラク・チャンネルのコンテンツは、メール送信やUSB2.0による転送が不可能となる。
製品名 | ロクラクII Limited・スーパー |
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HDD容量 | 300Gバイト |
DVDドライブ | 非搭載(PC連携可能) |
入力端子 | S端子/コンポジット×1系統 |
出力端子 | S端子/コンポジット×1系統、D1端子 |
本体サイズ | 105×145×220ミリ |
重量 | 約2.41キロ |
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