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“愛知ネイティブ”じゃない人のための万博持ち物ガイド愛・地球博に行ってきました

» 2005年03月22日 11時26分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 愛・地球博の一般向け内覧会初日となった3月19日、リニモへの乗り換え駅である藤が丘駅に朝9時すぎに到着した記者は「リニモに乗るのに60分」という事態に愕然とした。この日、藤が丘駅のリニモ乗り場に滞留していたのは約7000人。しかもリニモが乗車定員を超え、重量超過で駅に止まったまま動かなくなる事態まで発生した。

 リニモで、入場ゲートで、パビリオンで……愛・地球博を訪れるということは、行列をいかにスマートにやりすごすか、ということでもある。あなたを待っている数々の行列を少しでも快適に過ごすために、「あると便利」な持ち物を挙げてみた。万博へ行く人は出かける前にチェックしてみてほしい。

photo 前日、18日に撮影した藤が丘駅のリニモ乗り場。乗り場自体は地下にあるが、駅の上にかなり広い屋根付きのスペースがある
photo 19日の午前9時の藤が丘駅。乗客の列は広いスペースを埋め尽くしてもまだ終わらず、この周りをぐるりと一周していた(上)。「あと60分」の看板を見たときには、本気で帰りたくなった……結局リニモに乗るのに50分行列した(下)

トランパス対応ユリカは必携

 会場に行く方法はシャトルバスなどいくつかあるが、一番人気が高いのが「リニモ」を使って行く方法だ。

リニモの実際の乗り心地などについては3月18日の記事を参照していただくとして、是非持って行って欲しいのが「ユリカ」。リニモや地下鉄の自動改札をそのまま通れて便利だ。

 ユリカは名古屋市内の地下鉄やバスで使える共通乗り物券だ。「トランパス」と書かれたトランパス対応ユリカは、市バス・地下鉄、名鉄バス、名鉄電車、桃花台新交通、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)、リニモのすべてに乗車できる。「JR以外ならたいてい乗れる」と思っていい。

 ユリカにも割引の種類によって数種類あるのだが、旅行者なら普通のタイプがいいだろう。栄(名古屋の中心部)から藤が丘駅まで地下鉄で290円、藤が丘から万博会場までリニモで340円片道でかかるので、1000円のユリカは1日で使い切れる。

photo 2000円のユリカで2200円分、3000円のユリカで3300円分使える。また、積み増し(残高が足りないときにお金を追加する)に対応しているのが2000円以上ということもあり、1日以上滞在するなら2000円以上のユリカがおすすめ

暇つぶしアイテムも忘れずに

 あとあると便利なのが、iPodや文庫本、PSPなど「携帯できる暇つぶしグッズ」。何かにつけて並ぶので、楽しく時間をつぶせるものは忘れずに持って行きたい。

 携帯電話やPHSも忘れずに。会場は非常に広く、しかも待ち合わせに適したスペースはほとんどない。友人や家族とはぐれると再会するのは大変だ。

 もう一つ、記者が「持ってくればよかったなあ……」としみじみ思ったのが、キャンディやチョコレートといったおやつ。広さに比べると飲食施設が少ないため、会場内の飲食施設はどこも大行列だ。「お腹空いた」と思ってから食事にありつけるまでには1時間半はかかると心得たい。しかも自動販売機の飲み物以外はどれもこれも非常に高い。

 愛・地球博ではテロ防止のために缶、ビン、ペットボトルのほか、お弁当の持ち込みも禁止になっているが、お菓子類なら問題ない。キャンディやチョコレートなど、手軽に食べられるカロリー補給源を持って行くことをオススメする。

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