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1.5メガADSLユーザーの約7割は「回線速度に満足」

» 2005年04月04日 14時16分 公開
[ITmedia]

 リサーチプラスは4月1日、ブロードバンドサービスについてのアンケート調査結果を発表した。

 同調査は、ADSL/光ファイバ回線/CATV回線を利用するブロードバンドユーザー300人を対象に、3月11〜14日の期間で実施。2003年の同時期から定点調査として行われており、今年で第3回目となる。

 これによると、「現在利用している回線」は、昨年まで「ADSL 1.5M/8M/12M」を利用している人が合わせて8割程度を占めたが、今回の調査結果では、同じ条件の人が45.7%と半数におよばなかった(ADSL 1.5M:10.3%、同8M:16.7%、同12M:18.7%)。

 一方、「ADSL 24M」が9.0%、「同40M」が16.0%、「光ファイバー回線」18.3%、「CATV回線」11.0%と、より高速なサービスを利用する人が増加している。特に、光ファイバー回線は、2003年が4.3%、2004年は9.7%と、毎年ほぼ倍程度の伸びを示しているのが目立つ。

 「今の回線速度に満足しているか?」とたずねたところ、昨年比で6.3ポイント増加の60.3%が「はい」と回答。理由としては、「特に不満を感じないから」「Webを閲覧するには十分な速度」「これまでのダイヤルアップやISDN、ADSLの1.5Mなどと比べると格段に早くて軽いと感じる」「Flashを多用したサイトが多いが、何の支障もなく閲覧できる」など。

 逆に「いいえ」と不満を示した39.7%の人は、「たまに遅くなることがある」「占有回線ではないので思ったほど早くなかった」「映像のダウンロードなどにはやはり時間がかかる」「PC自体が古くてついていけていない」などを理由に挙げた。

 利用回線と満足度の関係を見てみると、光ファイバー回線では80%、CATV回線では69.7%と、いずれも全体の平均を上回る人が満足している。一方で、ADSLユーザーで満足している割合は、40Mで50.0%、24Mで59.3%とやや低め。しかし、ADSL 1.5Mの場合、67.7%のユーザーが満足していると答えており、回線速度の早さだけが満足度を決めるわけではないようだ。

 また、有料ブロードバンドコンテンツサービスの利用経験者は19.0%で、昨年よりわずかに減少した。

 ブロードバンドサービスの品質/サービスについて自由意見をたずねたところ、前2回の調査で多かった「もっと早い回線への移行を考えている」「料金が割高」という声が大幅に減少した一方、「概ね満足している」という声が増えたという。また、「光ファイバー回線の導入は、集合住宅ではやはりまだ壁が高い」「サービスが多様化しすぎていて、ついていくことができない」などの不満が見られた。このほか、「TV番組など、見逃してしまったものをその日の夜などにすぐ見ることができるようなサービス」や「音楽、ニュース、プロ野球などのコンテンツのライブ配信」を求める意見も挙げられた。

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