5月7日に公開される映画「交渉人 真下正義」の完成披露会見が行われ、主役のユースケ・サンタマリアさんを始め水野美紀さんや小泉孝太郎さんらが登場。会場には劇中で実際に使用されたPCも展示された。
この映画は織田裕二さん主演の「踊る大捜査線」シリーズの番外編ともいえる作品。主役は織田裕二さんからユースケ・サンタマリアさんへ、ヒロインは深津絵里さんから水野美紀さんへとチェンジしているが、それ以外のキャストや舞台設定には共通する点が多い(柳葉敏郎さん演じる室井管理官も登場する)。映画「逃亡者」の敵役が主人公を演じる「追跡者」のような、スピンオフ・ムービーだ。
ストーリーは、「台場連続殺人事件」(踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)から1年、警視庁交渉課準備室課長に就任した真下は室井管理官から突然の呼び出しを受ける。地下鉄の最新鋭実験車両が何者かに乗っ取られた、というのだ。しかも、犯人は交渉の窓口として真下を指名してくる。姿を見せない犯人との知能戦、乗降客200万人の命は真下の双肩に託された……、というもの。
“本家”の「踊る〜」は1997年1月から放送されたTVシリーズが元祖。その劇中には事件で重傷を負った真下の個人ホームページに、心配した人々から書き込みが寄せられるというシーンが登場する。このシーンが示すよう、“PCやネットに詳しい人物”という一面も持つ真下がシリーズ中でPCを使うシーンは多く見られ、使用するPCにはられているステッカーもなかなかマニアック。
本作で真下のThinkPad X40に張られているのは、「infoseek」「MPD」「CIC」「DEFCON」「J-Stream」「BlackHat」など。MPDは「Metropolitan Police Department」(警視庁)、CICは自身が課長を務める交渉課準備室に設置されている情報解析チーム「Central Information Center」の略だからいいとして、「DEFCON」や「BlackHat」はコンピュータネットワークやセキュリティに関心がないとちょっと分からないだけに、ニヤリとさせられるところ。
「(この完成披露会見での)ウケ次第では続編も考えます」という制作の亀山千広氏のコメントに「じゃあ、次は水野さんとの“夫婦(めおと)デカ”をやりましょう!」と返したユースケ・サンタマリアさん。
スピンオフ・ムービーの第2弾は「容疑者 室井慎次」が8月に公開されるが、第3弾は「ミスター&ミセス マシタ」に決まり?
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