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» 2005年04月21日 00時00分 公開

第20回 水族館の暗さとストロボの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]
真っ白なクラゲを完璧に撮影。ISO800まで増感できたおかげで撮れた写真だ。これはきれい
こちらもISO800に増感して撮影

 ISO感度を上げるとシャッタースピードも上げられる。感度が高いということは少ない光でも撮れるということだからだ。でも、デジカメの増感は、少ない光で得られたわずかな信号を電気的に増幅して無理矢理画像を作るので、どうしても絵が荒れる。どのくらいに増感するとどのくらい荒れるかはCCDの性能やカメラメーカーの技術にかかってるので、一概に増感を薦めることはできないが、カメラによってはISO400まで上げてもなんとか使える写真が撮れるし、最近登場したFinePix F10のような高感度をウリにしたデジカメだとISO800まで上げてもそこそこの画質が得られるのだ。

魚と一緒に撮ろう

 せっかく水族館に来たんだから魚と人を一緒に撮ろう。

 パターンは2つ。1つは水槽より室内の方が明るいけれど、フラッシュを焚かないと暗くてだめだな、というとき。

普通に光らせたら、ストロボの光がガラスに反射するので水槽が暗いまま
スローシンクロモードで光らせたら両方とも完ぺき

 普通に撮ると、ストロボはメインの被写体に合わせた発光量で光る。すると後ろまで光が届かない。これでは意味がない。それに上の写真の1枚目はストロボが写り込んでしまった。

 それに比べると2枚目は完ぺき。まずカメラのレンズとストロボの位置を見て、光の真正面に人がくるようにする(そうするとガラス面での反射を防げる)。そしてスローシンクロモードでストロボを光らせる。

 普通ストロボを焚くと、それに合わせた速いシャッタースピードになるので、光が届かない距離のものは暗く写ってしまう。スローシンクロモードは、ストロボを焚かなかったときのシャッタースピード(つまりスローシャッター)のままストロボを光らせるという技。すると、手前の人物はストロボの光で明るく写り、それ以外はスローシャッターでちゃんと写るのだ。

 その証拠が2枚目。

 この技を使うとこんな面白い写真も撮れる。

魚の大群が目の前を通った瞬間をスローシンクロで撮影。ストロボが光った瞬間は魚も止まって写るのでくっきりしているのに、魚が動いている分流れているという面白い写真になった
サメがちょうど目の前に来てびっくりした瞬間。スローシンクロの分シャッタースピードが遅いので、動きがある写真になった。大迫力

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