コニカミノルタフォトイメージングは7月15日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「コニカミノルタαSweet DIGITAL」を発表した。8月下旬から発売する。
価格はオープンで、市場想定価格はボディのみが10万円前後、標準ズームレンズとのセット「コニカミノルタαSweet DIGITALレンズキット AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6(D)付」が12万円前後、標準/望遠のダブルズームセット「コニカミノルタαSweet DIGITAL Wズームキット AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6(D)、AFズーム75-300mmF4.5-5.6(D)付」が14万円前後。
同社デジ一眼「α-7 DIGITAL」に搭載されたCCDシフト方式の独自手ブレ補正機構「Anti-Shake」をボディに内蔵。シャッタースピードで約2〜3段分の手ブレ補正効果が得られるという。レンズ部に補正機構がある光学式と異なり、ボディ内のCCDを動かすことで手ブレを解消するAnti-Shakeによって、αシリーズの豊富な交換レンズ群で手ブレ補正を利用できる。
Anti-Shakeを搭載しながら、同時に大幅な小型化を実現。サイズは130.5(幅)×66.5(奥行き)×92.5(高さ)ミリ・重さ約590グラムとなり、α-7 DIGITALに比べて体積・重量比ともに約22%小型・軽量化した。人間工学に基づいたデザインの握りやすいグリップは、湿式グリップゴムを採用してホールド性を高めている。
ボディカバーの材質は極厚のガラスファイバー強化プラスチックで、高い剛性と軽量化を両立。外観はシンプルな面と稜線で構成されたソリッドデザインで、ダイヤルやレリーズボタンにも金属部材を使用して上質感を高めている。
背面にはα-7 DIGITALと同様に2.5インチ大型液晶モニターを搭載。大画面を生かしてカメラの設定状況や撮影に役立つ情報が確認できる「ナビゲーションディスプレイ」機能を装備した。
大型23.5×15.7ミリ(APS-Cサイズ相当)の有効610万画素CCDを採用。高感度でもノイズの少ない画像処理を行なえる画像処理エンジン「SUPHEED II」と画像処理技術「CxProcess III」を搭載し、自然で印象的な色・階調・質感の再現を追及した透明感のある写真が撮れるという。
AFは、広いエリアをカバーできる「中央クロス9エリア8ラインAFセンサー」を搭載。ピント抜けを抑え、素早い動きの被写体への合焦が行えるという。
ダイヤル設定だけで撮影シーンに適した設定になるシーンモードセレクタ機能、10種類の仕上げから好みの仕上げを選べる「画像仕上げ」機能、色温度やゾーン切り替えなどきめ細かな設定が可能な画質調整機能などを備えた。
記録メディアはコンパクトフラッシュ(TYPE I/II)/マイクロドライブが使用可能。バッテリーは専用充電池を使用。
また「α」シリーズデジタル一眼レフカメラ専用の新しい交換レンズ「DTレンズ」も発表された。
商品名 | 価格 | 発売時期 |
---|---|---|
コニカミノルタ AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6(D) | 3万円 | 11月 |
コニカミノルタ AF DTズーム 11-18mm F4.5-5.6(D) | 8万4000円 | 9月 |
コニカミノルタ AF DTズーム 18-200mm F3.5-6.3(D) | 6万6000円 | 11月 |
DTレンズは、「α-7 DIGITAL」に搭載されているAPS-Cサイズ相当の撮像素子に最適化した光学系を持つ新しい規格のレンズ群。距離エンコーダー(レンズ内距離情報)搭載により高精度のADI(Advanced Distance Integration)調光が可能になるという。絞りは円形。
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