ITmedia NEWS >

“ちょっとユニーク”が詰まったポータブルプレーヤー「SN-M600」レビュー(2/3 ページ)

» 2005年08月03日 19時34分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

十字キーで快適な操作が可能

 再生できるファイルはMP3/WMA/Ogg Vorbis/ASF/WAVの5種類。MP3は8kbps〜320kbps、WMAは20kbps〜192kbps、Ogg Vorbisは64kbps〜500kbpsのビットレートに対応する。Windows DRMにも対応しており、音楽配信サービスで購入した楽曲を持ち出すこともできる。フラッシュメモリの容量は256M/512M/1G/2Gバイトの4種類が用意される。転送ソフトは添付されておらず、楽曲の転送はWindows Media Playerで行う。

photo WMPで転送

 転送が完了すれば、楽曲を聴くことができる。再生/停止キーを長押しして電源を入れ、「MENU」キー長押しでナビゲーション画面を呼び出し、再生したい曲/フォルダを選択すればいい。十字キーの上下で選択、中央の再生/停止キーで決定となる。タグ情報が入力されていれば、アルバム名やアーティスト名もきちんと表示される。

photo 再生中の画面

 再生中には十字キーの左右で早戻し/早送り、上下で音量の調節を行い、「EQ」キーを押すと再生方法(ノーマル/ランダム/リピート/全曲リピートなど)を切り替えることができる。入力への反応や十字キーの押し心地もなかなかで、操作中にストレスを感じることはない。

 「EQ」キーを長押しするとイコライザーを設定するモードに切り替わるが、これはやや分かりにくい。ボタンに「EQ」と書いてあるのだから、「ボタンプッシュでイコライザー設定、長押しで再生方法切り替え」の方が分かりやすいだろう。

 本製品は音楽再生以外にも録音可能なFMラジオやボイスレコーディング、ダイレクトエンコーディング、イメージ/テキストビューワー、ミニゲームなどの機能が用意されており、「MENU」キーを押せば、これら機能の切り替えや各種の設定が行えるメインメニューが出現する。

photo メインメニュー画面

 FMラジオはワールドワイド対応で20局までのプリセットが可能。試聴中に「REC」ボタンを長押しすればMP3形式での録音が行える。ビットレートは64k/96k/112k/128k/160kbpsの5つを選択可能だ。ボイスレコーディング機能も同様にビットレートを調節できる。

 イメージ/テキストビューワーで見ることができるのは、.bmp/.txtのファイルのみでそれぞれ本体メモリの「i-text」「i-bmp」フォルダに転送してやる必要がある。画像の自動リサイズ機能は搭載していないので、転送前に96×96ピクセルに加工しておく必要がある。

photo BMP写真を表示

ユニークな機能も多く、幅広い使い方が可能

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.