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32V型にもフィット、簡単設定で“ワンボディ5.1ch”――ヤマハが新YSPシリーズ(1/2 ページ)

» 2005年09月14日 17時26分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは9月14日、ワンボディで5.1chサウンドを作り出すデジタル・サウンド・プロジェクターの新製品「YSP-800」「YSP-1000」を発表した。「YSP-800」は9月中旬から、「YSP-1000」は10月中旬から発売する。価格はオープンで、市場予想価格は「YSP-800」が9万5000円前後、「YSP-1000」が13万7000円前後。

photo デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-800」(下)「YSP-1000」(上)
photo 「YSP-1000」はシルバーのほかにブラックも用意

 昨年11月に発表したデジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-1」の後継機&新ラインアップ。本体に数十ものスピーカーとデジタルアンプを内蔵し、壁の反射を利用する「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、電子的な仮想音場生成技術を利用せずに、ワンボディながらも5.1chサウンドの再生を可能にする。

photo デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジーのイメージ

 新製品は、「YSP-1000」がYSP-1の後継、「YSP-800」がエントリー向け新ラインアップとなる。デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジーは、本体に数十個搭載されているスピーカーを個別に制御し、音をビーム状に再生することで到来方向をコントロール。この音声を壁に反射させて仮想スピーカーを作り出すことによって5.1サラウンドを実現。このビームスピーカー(4センチ径コーン防磁型)を「YSP-1000」はYSP-1と同じ40個、「YSP-800」は約半分の21個内蔵している。

photo 「YSP-1000」「YSP-800」のカットモデル。数十ものビームスピーカーで5.1chを実現

 従来のYSP-1では、よりきめ細かい調整作業を行うためにユーザーがマニュアル操作で調整を行っていたが、今回の新製品は、自動システム調整機能「インテリビーム(IntelliBeam)」を装備。部屋のカタチにあわせてインテリビームが自動でビーム角度・レベル・音質などを最適な状態に設定する。

 またインテリビームには、部屋の状況に合わせて音響特性の最適化を行う視聴環境最適化システム「YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)も備えている。画面を見ながら設定が行えるオンスクリーンディスプレイの画面の表記も、英語から日本語に変更された。

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