フォーカスはマクロモードが必須。そうしないと近くのモノにピントが合わない。マクロモード時にどこまで近寄って撮れるかはカメラによって違うので、自分のデジカメの性能と相談しながら決めたい。
ホワイトバランスはその場の照明に合わせること。オートでうまくいくならそれでいいが、できれば白熱灯や蛍光灯といった照明に合わせて撮りたい。
そうして撮るアングルを考えて、シャッターを押す。
これらの違いはズーム。広角側だと遠近が強調されるし、望遠側だと形が歪まない。ただし、コンパクトデジカメには「望遠側にすると急にピントの合う範囲が狭くなる」機種が多い。マクロで1センチまで寄れます、といってもたいていは広角側の話で、望遠側だと50センチまで寄れなかったりするのだ。自分のデジカメと相談しつつ、どのくらいの距離でどう撮るとかっこいいかを決めよう。
上の例は、赤いFIATは望遠でも近寄って撮れるデジカメで、白いマツダは広角側のマクロが得意なデジカメで撮り比べたものだ。
カメラには被写体との距離が近ければ近いほど、望遠になればなるほどピントの合う範囲が狭くなるという特性がある。上の作例でも、車の後部がボケているのが分かるはず。
だから、撮影時にピントを車のどこに合わせるかは非常に重要だ。
普通は一番手前に合わせるが、時にはずらしてみるのも面白い。2枚目はハンドルにピントを合わせた例だ。
だいたいアングルが決まったら、再びライティングを調整してみよう。
この3枚はどれも強い白熱灯を右上のちょっと後ろから当てて撮ったものだが、側面の明るさが全然違う。普通、強い光が1つだけだと陰影がつきすぎちゃうので、白い紙を反射板として(レフ板という)被写体の近くに置き、光を少し反射させてどこをどのくらい明るく撮るかをコントロールするのだ。
こうして陰影を多少コントロールできるのだ。
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