SONY BMGのコピーコントロールCDに、マルウェアのrootkitに類したソフトが含まれていると指摘されていた問題で、ソニーBMGは11月2日、問題のコンポーネントを削除するサービスパックを公開した。
この問題をめぐっては、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENTがオーディオCDのコピーコントロールのために使っている技術は、マルウェアの1種であるrootkitに類似した技術を用いていると、セキュリティ企業F-Secureなどが指摘していた。
SONY BMGのサイトに掲載された説明によると、このサービスパックでは、コピーコントロールCDに採用しているXCP技術に関して問題となっているクローキング技術コンポーネントを削除できるという。
同コンポーネントは悪質なものではなく、セキュリティを脅かすものでもないとSONY BMGは強調。ただ、潜在的にセキュリティを脅かす可能性のあるプログラムについてユーザーの懸念を払拭するため、問題のコンポーネントをコンピュータから削除するアップデートをリリースしたと説明している。
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