Beijing Visionox Technologyと清華大学は江蘇省昆山市にOLED(有機EL)ディスプレイの工場建設を開始したと発表した。
OLEDは台頭しつつある低消費電力のディスプレイ技術で、携帯電話やMP3プレーヤーなど幾つかの分野では液晶をリプレースし始めている。Visionoxと清華大学によれば、このOLED製造工場は中国で初めてという。
Visionoxによれば、この工場は2つの製造ラインを持つことになるという。最初の製造ラインは2006年中に完成予定で、2008年にはもう1つの製造ラインも出来上がる計画。どちらも1〜3インチのマルチカラーおよびフルカラーのOLEDディスプレイ製造に使われる。Visionoxによると、携帯電話、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、車載電子機器などに使われる予定だ。
完成すれば、2つの製造ラインで年間2000万個のOLEDディスプレイを製造し、売上高は120億人民元(1億4820万ドル)を見込んでいると、Visionoxは述べている。
Visionoxによれば、技術と市場が進展すれば、2008年以降に10インチ以上のフルカラーOLEDディスプレイ製造可能なラインに拡張の可能性があるという。
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