国際レコード産業連盟(IFPI)は11月15日、P2P経由の音楽違法交換に対する法的措置を、新たに欧州、アジア、南米の5カ国・地域に拡大したと発表した。
新たな摘発の対象となったのは、スウェーデン、スイス、アルゼンチン、香港、シンガポールの5カ国・地域。著作権のある音楽をP2Pネットワークにアップロードしていたユーザーを相手取って刑事告発や民事提訴などの措置が取られた。
IFPIは2004年3月からP2P対策キャンペーンに乗り出し、FastTrack(Kazaa)、Gnutella(BearShare)、eDonkey、DirectConnect、BitTorrent、WinMX、SoulSeekといった主要P2Pネットワークのユーザーを各国で摘発。米国を除くとこれまでに計16カ国・地域で計3800人以上を摘発したとしている。
IFPIによれば、2005年下半期中にインターネットで違法に交換された音楽ファイルの件数は約9億件で微増となった。これに対し、合法ダウンロードの件数は前年同期に比べて3倍の1億8600万件に増大している。
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