パイオニアは9月14日、デジタルチューナー搭載のHDD+DVDレコーダー2機種およびVHS一体型2機種を発表した。全モデルが外付けのHDDにより録画時間を増やせる“増設HDD”に対応した。10月中旬から順次発売する予定だ。あわせて増設用の外付けHDD「HDD-S400」も同時リリース。
いずれのモデルも地上/BS/CS110度デジタルチューナーとアナログ地上波チューナーを搭載。ストリーム記録を行うDRモードでは、250GバイトHDDのモデルで約29時間、400Gバイトモデルは約46時間の録画できる。容量400Gバイトの外付けHDD「HDD-S400」(4万円前後)を追加すれば、ハイビジョン番組の場合で約46時間多く録画できるようになる。
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アナログチューナー搭載の従来機と同様、内蔵HDDと増設HDD間のダビング(ムーブ)や増設HDDへの直接録画が可能。再生時には追いかけ再生も行える。複数の外付けHDDを増設する(繋ぎ替える)ことも可能だ。
DVR-RT700D/RT900Dに搭載されているVHSデッキは、S-VHSの簡易再生に対応。VHSテープをワンタッチでDVDにダビングする「おまかせ自動ダビング」のほか、6Wayのダビング機能を備える。VHSの映像も本体のHDMI端子で出力可能だ。
番組表は、1920×1080ピクセルの解像度を持つ「画面まるごと番組表」として情報量を確保。逆に、表示するチャンネル数を減らす代わりに文字を拡大して見やすくする番組表画面も選択可能だ。また、22万語の辞書を利用した「気がきく!録画辞典」や「新番組検索」「おまかせ検索」といった同社製レコーダーならではの検索機能を備える。
リモコンは、新開発の「スマートリモコン」を採用した。スマートリモコンは、EPGをグリーン、録画一覧はブルーなど、特徴的なカラーボタンを採用してボタン配列をシンプル化したもの。同社によると「業界で最も少ないボタン数」という。また、再生中は「CMスキップ」、一時停止中は「コマ送り」など、利用シーンによってその役割が変化する「スマートジョグ」を搭載する。
このほか、同社製プラズマテレビ「ピュアビジョン」シリーズと連携する「レコーダーホットリンク」対応。ピュアビジョンのリモコンにある専用ボタンを押すとレコーダーが起動し、ディスクナビ(録画番組一覧)画面を呼び出すことができる。主な仕様は下記の通り。
型番 | DVR-DT75 | DVR-DT95 | DVR-RT700D | DVR-RT900D |
---|---|---|---|---|
書き込み可能メディア | DVD-R/-R DL/-RW | |||
チューナー | デジタル3波、アナログ地上波 | |||
内蔵HDD | 250Gバイト | 400Gバイト | 250Gバイト | 400Gバイト |
VHS | ー | ー | ○ | ○ |
入力端子 | 3系統(S端子、コンポジット) | 2系統(S端子、コンポジット) | ||
出力端子 | HDMI×1、D4×1、S/コンポジット×1、光デジタル音声など | |||
外形寸法 | 420(幅)×362(奥行き)×94(高さ)ミリ | 430×(幅)×352(奥行き)×99(高さ)ミリ | ||
重量 | 6.2キロ | 7.3キロ | ||
実売想定価格(※1) | 9万円前後 | 11万円前後 | 10万円前後 | 12万円前後 |
発売日 | 10月中旬 | 11月上旬 | ||
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