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どこにでも連れて行けるオールラウンダー――ペンタックス「オプティオ W20」レビュー(4/5 ページ)

» 2006年09月15日 17時12分 公開
[小山安博,ITmedia]

防水・防塵だからいつでも使える

 撮像素子はW10からアップして有効700万画素の1/2.5型CCDを搭載する。レンズは35ミリフィルム換算で38〜114ミリ相当のPENTAXズームレンズだ。F値はF3.3〜F4.0となり、レンズスペック自体はW10と変わらない。

 もうちょっと広角側が欲しかったのと、ワイド端のF値がやや暗めだが、テレ端の明るさはまずまず。レンズの描写もこのクラスでは悪くない方だと思う。

 撮影可能範囲は通常は40センチから、マクロはワイド端で1センチからとだいぶ接近できる。

 人物の顔を認識してピントと露出を調整する「顔認識AF&AE」や半押し後、被写体を追い続ける「自動追尾AF」も継続して搭載されている機能。自動追尾AFは、多少状況に左右されるが、けっこう正確に追ってくれるので、(試してはいないが)魚を撮るのにも役に立つかもしれない。

 再生は本体背面の再生ボタンを押す。再生中でもシャッターボタンを半押しすればすぐに撮影モードに移れる。

 サムネイル表示は1画面9コマまでだが、カレンダー表示やフォルダ表示もあり、たくさんの画像があっても比較的閲覧しやすいだろう。

photo サムネイルは1画面9コマ
photo サムネイル画面からさらにワイド側にズームボタンを押すとカレンダー表示に
photo カレンダー表示からさらにグリーンボタンを押すとフォルダごとで管理できる

 再生画像に対してはリサイズ、デジタルフィルタ、フレーム、赤目補正といった画像編集機能も用意されている。

 W20は、防水・防塵デジカメで海や川、プール、スキー場といった、「過酷な撮影環境」でも撮影が可能ながら、顔認識AF&AEや自動追尾AFといった普段の撮影に便利な機能も搭載している。

 今はやりの手ブレ・被写体ブレ対策ではISO1600の高感度撮影にしか対応しないが、それでもオールラウンダーとしてどこにでも、どんな場面でも持って行けるカメラだ。

photo バッテリーの寿命はCIPA規格で約240枚

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