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「シックス・センス」の大ヒットで一躍ハリウッドの寵児となったM.ナイト・シャマラン監督の新作「レディ・イン・ザ・ウォーター」が、1月26日に2枚組の特別版でリリースされる。
特典ディスクは「台本」「キャラクター」「撮影」「ロケーション」「クリーチャー」「ポストプロダクション」などのメイキング集やオーディション風景、未公開シーン、NG集、オリジナル劇場予告編など約46分を収録。
フィラデルフィア郊外のアパート。住み込みの管理人、クリーブランドは日々の雑用に追われていた。そんなある夜、彼はストーリーと名乗る女性を中庭のプールで発見する。恐ろしい怪物から逃げてきたという彼女は、まだあどけなさの残る美しい女性だった。一体どこからやって来たのか、そして何者なのか。その謎を解く鍵は、同じアパートに住む韓国人の女子大生が語る東洋の伝説にあった。実は彼女は水の精で、凶暴な魔物から命を狙われていたのだ。彼はアパートの住人らと協力して、彼女を元の世界に戻そうと奔走するが……。
シャマラン監督といえば、ついついアッと驚く独創的なストーリーを期待してしまう。でも、本作はシャマラン監督が、2人の娘を寝かしつけるため、即興で語っていた物語から生まれたもの。お得意のどんでん返しを期待すると肩透かしをくらうが、最初からファンタジーとして見れば、監督の人柄がうかがえるイイ話として楽しめるはずだ。また、管理人だけでなく、アパートの住人それぞれに守護者、記号論者といった役どころがあり、「誰がどの役?」そんなキャラクター探しの面白さもある。
とはいえ、草むらに潜む魔物をはじめ全体の雰囲気はミステリアスで、どこか不気味さを漂わせている。撮影は「恋する惑星」「2046」などウォン・カーウァイ監督作品常連のクリストファー・ドイルが担当。
主演は「サイドウェイ」「シンデレラマン」の演技派ポール・ジアマッティと、シャマラン監督の前作「ヴィレッジ」にも出演していたブライス・ダラス・ハワード。ちなみに彼女は「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督と女優シェリル・ハワードの娘で、今後の活躍が期待される注目女優のひとりである。今までもヒッチコック方式で自作に顔を出していたシャマランは、今回は重要な役(作家の卵)で出演しているので、お見逃しなく。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/ladyinthewater/(公式サイト)
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