International CESのSamsungブースといえば、ここ数年はなんらかの「世界一」が用意されるブース(去年は当時世界最大の82インチ液晶テレビが耳目を集めた)。今回は「世界一の大画面」といった派手な展示こそはなかったものの、内容の豊富さでは全出展社中でも指折りだ。
ブース入り口に液晶テレビが数多く設置されていることからも想像できるよう、展示の半分近くが大画面テレビに関するもの。ただ、昨年からの傾向だが、やみくもに大画面製品を展示するだけではなく、フルHD対応プラズマテレビのラインアップ拡大やリアプロテレビの薄型化、10万:1を実現する超高コントラスト液晶の展示にも多くのスペースが割かれており、「テレビメーカー」としての同社が確実に力を付け、消費者からのニーズに応えようとしていることがうかがえる。
HDMIで規格化されている機器制御信号/制御プロトコル「HDMI-CEC」を利用したシステム「Anynet+」も展示されている。
同様のシステムはパナソニックが「ビエラリンク」、シャープが「AQUOS ファミリンク」として製品化しているが、同社ではそこにPCをDLNA経由で連携させる発展型のシステム「AnyviewII」も組み合わせての提案をおこなっている。
5月に発売が予定されている、新型のBlu-ray Discプレーヤー「BD-P1200」も展示されていた。Blu-ray Disc/DVD/CDのコンパチプレーヤーで、Anynet+にも対応。アプコンも内蔵しており、1080p/1080i/720pでの出力が行える。HDMIは1.3対応だ。
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