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夏の紫外線から身を守れ!――「サンモニター」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第6回(1/2 ページ)

» 2007年06月26日 15時53分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 今年の梅雨は妙に遅い。やっと関東でも梅雨入りしたかと思ったら、雲ひとつない晴天が毎日続いたりもした。6月は1年で最も紫外線も強い時期だ。だから今年のように梅雨にもかかわらず晴天が続くと、降り注ぐ紫外線の総量はかなり多くなる。

 しかも筆者は色白で、日に焼けても黒くならずに赤く腫れてしまう体質だ。いつか夏休みに山を1週間かけて縦走したときに、日焼け止めを忘れてエライ目に遭ったことがある。腕と首は火ぶくれのように腫れ上がって、直ったあとも腕に少しシミが残ってしまった。この事件を教訓として、UVケアは怠らないように十分注意している。

photo エッシェンバッハ光学ジャパンの「サンモニター」。店頭ではブリスターパッケージで売られている

 先日、そんなワタクシにぴったりな製品をネットで見つけた。「UV測定器」という機器である。これさえあれば、日々刻々と変わる紫外線の強さをしっかり測って、紫外線が強い日は日焼け止めを塗ったり、できるだけ日陰を歩くようにして自衛できる。太陽の光は人間にとって大切なものだが、過度に浴びれば毒である。この機器を駆使することで、皮膚へのトラブルを未然に防いでみてはいかがだろうか? 小さい子どもがいる家庭などにもぜひオススメだ。

ドイツ光学機器メーカーの製品を半額でゲット

 というわけでさっそく注文してみた。購入したのはエッシェンバッハ光学ジャパンの「サンモニター」という製品だ。同社はドイツの光学機器メーカーの日本法人。国産のUV測定器は、いかにも計測機器というような野暮ったいデザインが多いのだが、この「サンモニター」はキーホルダーのような形をしているところが気に入った。これなら毎日持ち歩こうという気になれる。同製品の定価は7875円だが、楽天市場の某ショップでほぼ半額にディスカウントされていたところをゲットした。正直言って、ただ測定するだけの機器に5000円以上支払うのはちょっと辛かったので、タイミング的にはちょうどよかった。

 到着した箱を開梱してみると、ブリスターパックの簡素なパッケージが入っている。同梱品はドイツ語と英語で書かれた説明書と、その日本語訳が1枚ずつ。さらにボタン電池のCR2032が添えられていた。製品にはあらかじめ電池が入っていて、絶縁フィルムを抜けばすぐに使えるようになってはいるが、これはモニター用の電池ですぐに切れてしまうらしい。開封後は速やかに同梱品の電池に入れ替えるよう、注意書きが付いていた。

 電池ケースのカバーはプラスネジで締め付けられているので、電池の入れ替えの際にはドライバーが必要だ。しかも普通のネジではなくマイクロネジなので、精密ドライバーを使う必要がある。これは少し面倒だ。それほど頻繁に交換する必要はないのかもしれないが、できればドライバーなしで開け閉めできるようにしてほしかった。ちなみに製品裏面には中国製と書かれている。

フック金具が付いた本体

 サイズは縦105×横44×厚さ18ミリ。本体部分の縦の長さは75ミリくらいだが、紐などに引っかけるためのフック金具が付いていて、これが意外とかさばる。金具は正面左側を押すと外れるようになっており、ベルトやザックなどに気軽に付けられる。本体の外装はプラスチックで、シルバー色に塗装されているが、それほど質感は高くない。持つヨロコビはあまり感じられないだろう。

photophoto 本体上部にはUVセンサーが設けられている(左)。裏面には電池ケースと温度センサーがある
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