橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第1回
難しさがクセになる? 「野球盤エース」で新魔球(1/2 ページ)
突然で恐縮だが、新連載である。昨年4月から「自腹ですがなにか?」という連載を書いているワタクシだが、今度は「おもちゃ」をテーマにお送りすることになった。なにを隠そう、ワタクシは家電だけでなくおもちゃも大好きなのだ。
考えてみれば家電もおもちゃも、世界的に日本が市場を引っ張っている商品である。先日開催された「東京おもちゃショー2008」でも数多くのハイテクおもちゃが展示されていたが、このような最新のおもちゃを安価にいち早く手に入れられるというのは、日本に住んでいる者の特権といえる。せっかくこの国に生まれたのだから、そのメリットは存分に享受しなければもったいない。てなわけで、自己正当化完了。
この連載では、家電と同じように面白そうなおもちゃを節操なく購入して、そのレポートをお届けすることにした。タイトル通り、いいトシの大人が買わずにはいられないような魅力的な玩具をどんどん取り上げていきたいと思う。
“新魔球”を搭載した最新の野球盤
さて、記念すべき第1回に取りあげるのは、ご存じ「野球盤」である。折しも今年は野球盤が最初に発売されてから50周年にあたるそうで、いやはやめでたい。
今回紹介するのは、その最新版として発売されたばかりの「野球盤エース」だ。半世紀にわたる長い歴史を経てリリースされたこの製品には、なんと今までになかったまったく新しい“魔球”が搭載されている。野球盤の魔球といえば、打者のバットの下をくぐり抜ける「消える魔球」が有名だが、今回の新魔球とは、バットの手前でボールがホップするという恐るべき球である。果たしてこの魔球の登場で、野球盤の面白さはどれくらいグレードアップしたのか。期待に胸を膨らませて購入した。
お値段はビックカメラ有楽町店にて税込み3660円。意外と安いな、という印象だ。野球盤にはこのほかにも、盤面のサイズが過去最大の「野球盤メガスタジアム」や、人気ゲームと提携して作った「実況パワフル野球盤」、選手人形のアクションが可能な「野球盤デラックス」などさまざまなラインアップがあるが、この「野球盤エース」は、値段を低めに抑えて基本機能の充実を図り、新魔球という新たな魅力を加えたモデルといえるだろう。
守備シフトを変更可能
実売3000円台ながら、サイズはけっこうデカイ。その大きなパッケージを手にすると、「おもちゃを買った!」という満足感を十分に味わうことができる。セット内容は、野球盤本体と、バッターやピッチャーなどの人形、銀玉のボール、底面に貼り付ける滑り止め用スポンジシート、そして取り扱い説明書だ。
ヒットが出ないと使わないランナー人形もダッグアウト部分に立てることが可能で、なくす心配が少ない。添付されているボールは6個で、それらはすべてボール挿入口に入れておける。すべての人形を立てて、いつでも遊べる状態でそのまま保管できるので便利だ。
準備は人形を所定のポジションに立てて、ボール挿入口にボールを入れれば完了だが、実は人形を立てるときからもう勝負は始まっている。フィールダー人形を立てる穴は、各ポジションごとに左右中央の3点が用意されていて、守備シフトを変えられるのだ。対戦相手が流し打ちが得意なのか、引っ張る方なのかで戦略を変えられる点は、現実の野球とそっくりで実に芸が細かい。
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