橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第3回
しゃべる棒に熱くなれ! バンダイ「棒ゲ~<男トーキング>」(1/2 ページ)
小学校のころ、掃除のほうきや縦笛を手の平にのせて、倒さないようにバランスを取って遊んだ覚えはないだろうか?
倒さずに一番長く持ちこたえた者が勝利の栄光を勝ち取れるわけだが、この技術はなにかの役に立つわけではない。にもかかわらず、なぜあんなに熱狂したのかといえば、それはこの遊びがこの上なく単純だったからかもしれない。
なにしろ手の平に棒をのせるだけだ。特別な道具も必要なければルールを覚える必要もない。だれもがすぐに参加できるし、勝負の判定も実に分かりやすい。ゴチャゴチャしていない。回りくどくない。だからこそ、この遊びに強いやつは称賛される。ちょっと連勝しただけで、「橘クンはスゴイなあ……」なんていわれて得意気になってしまう。
そんな素朴な遊びをおもちゃとして具現化した商品が、今回紹介するバンダイの「棒ゲ~」である。写真を見ればお分かりかと思うが、この商品は棒である。しかしただの棒ではない。しゃべる棒なのだ。
しゃべる内容は、もちろんバランスゲーム。手の平に置いてバランスを取り、倒れるまでの間、ゲームをガイドしてくれる。しかも、ゲーム開始から倒れるまでの時間を測定して教えてくれたりもする。このタイム測定の機能はなかなかいいアイディアだ。
なにしろバランスゲームをしている間は真剣勝負なので、ストップウォッチを操作する余裕などまずない。時間を測ろうと思ったら他人に頼むしかないわけだが、こんな遊びに真剣に付き合ってくれる友人など見つかるわけがない。誰だってみんな忙しいのだ。しかし、この「棒ゲ~」なら時間を勝手に測定してくれるので、たとえ1人でも自己ベストを目指してがんばれるというわけだ。がんばってどうするという問題は別にして。
バランスゲームのほかにサブゲームも収録
本体の長さは実測で約34.8センチ。棒の3分の2はクリアパーツに覆われていて、その下には楽しげなイラストが描かれている。上部にはスタートボタンと、ゲームのモードを選ぶためのスライドスイッチがあり、その下にスピーカーを内蔵。下部にはストラップを通すための穴が空いている。
付属品は本体とストラップ、そして取り扱い説明書のみ。ゲームと同じように、実にシンプルな構成だ。ちなみに説明書は意味もなく巻物のように丸まった状態で入っている。
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