スクリーンメーカーのオーエスは11月11日、Optoma(オプトマ)の小型DLPプロジェクター「pocket projector PK101」を国内販売すると発表した。関連会社のホームシアターを通じて12月19日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭では5万円を切る程度になる見込みだ。
米Texas Instrumentsのモバイルプロジェクター向けDLPチップ「DLP Pico」を採用したポケットプロジェクター。手のひらサイズの本体は、重量わずか115グラム。光源をLEDとしたことで、小型化とランプ寿命の延長が実現した。「一般的なフロントプロジェクターでは、3000時間から4000時間でランプを替えなければならない。LED光源により、ランプ寿命は約2万時間となった」(同社)。
解像度は480×320ピクセル。LEDランプは10ルーメン前後の明るさを持ち、「A3サイズから30型程度が手ごろな使用範囲」(同社)という。また投影距離を延ばせば、60インチ前後まで画面を大きくできる(投影距離1.5メートル)。映像/音声入力はアナログピンジャックで、コンポジットに変換する専用ケーブルが付属する。
また、モバイル用途が中心になるだけにバッテリー駆動も可能だ。約2時間の連続駆動が可能なリチウムイオンバッテリーが2個付属するほか、PCと接続してバッテリーの充電が行えるmini USB端子も備えている。また、pocket projector PK101の発売に合わせ、A4サイズの“下敷き型スクリーン”を販売する予定。プレゼンテーションのためにプロジェクターを持ち歩くといった場合に活用できる。
同社では、プレゼンテーションのようなビジネス用途にくわえ、プライベートでも手軽に楽しめるプロジェクターとして提案していく。例えば「iPodに保存した動画を視聴したり、携帯ゲーム機を大画面で楽しむ、あるいはビデオカメラのモニターなどの用途を想定している」(同社)。
そのほかの主なスペックは下表の通り。なお、12月19日の一般発売に先立ち、Apple Store(オンライン)で11月20日に先行予約を開始するほか、全国のアップルストアで12月1日から先行販売を行う予定だ(札幌、福岡は2日より)。
| 製品名 | pocket projector PK101 |
|---|---|
| 投射方式 | DLP |
| アスペクト比 | 4:3 |
| コントラスト | 1000:1 |
| ズーム | 固定 |
| フォーカス | マニュアル |
| 明るさ | 10ルーメン |
| 光源ランプ | LED |
| 投射距離 | 0.15メートル(6型)〜1.5メートル(60型) |
| 入力端子 | コンポジットビデオ、2.5ミリミニピンジャック(オーディオ) |
| スピーカー出力 | 0.5ワット |
| バッテリー | リチウムイオン |
| 外形寸法 | 50(幅)×103(奥行き)×15(高さ)ミリ |
| 重量 | 155グラム |
| 発売日 | 12月19日 |
| 価格 | オープンプライス |
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