スマートフォンの普及とともに市場が拡大し、近年賑わいを見せるポータブルオーディオ市場。そんな市場の賑わいを反映するかのように多様な製品が各社から登場している。世界中からヘッドフォンやイヤフォンのブランドが集まる「ヘッドフォン祭」はその縮図ともいえる。今回は「春のヘッドフォン祭2016」で展示された製品の中から、ダイナミック型ドライバーとバランスド・アーマチュア型ドライバー(以下BAドライバー)の両方を構成に取り入れたハイブリッドイヤフォンにフォーカスしたい。
サウンドアースのブースでは、同社が取り扱う台湾DUNU-TOPSOUNDブランドの新製品「DN-2002」と発売前の「DKシリーズ」(DK-3001、DK-4001)がお出迎え。いずれも着脱式ケーブルとハイブリッド構成のドライバーが特徴となっている。
通常、ハイブリッド型イヤフォンは、ダイナミック型ドライバー1基に1基以上のBAドライバーを組み合わせる構成が多いが、DN-2002はダイナミック型ドライバー2基にBA型ドライバー2基というユニークな構成を採用したモデルだ。価格は4万9800円。
一方、参考展示の「DK-3001」は、ダイナミック型ドライバー1基にBA型ドライバー2基の3ドライバー構成。「DK-4001」はダイナミック型ドライバー1基にBA型ドライバー3基の4ドライバー構成となっている。DKシリーズの発売時期や価格は未定だ。
サエクコマースのブースでは、韓国Dynamic Motionが開発した「世界初の一体型同軸ハイブリッドイヤフォン」をうたう「DM200H」が展示されていた。ダイナミック型ドライバーの中央に穴を開け、その穴にBA型ドライバーを配置するという大胆な構成で、省スペース化と位相をそろえた音を実現できるメリットがあるという。
DM200Hの発売は6月の半ばを予定しており、価格は未定だが2万円台後半には抑えたいとのことだ。
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