ソフトバンクは2月8日、スポーツ動画配信サービス「スポナビライブ」の提供を5月末に終了すると発表した。スポナビライブで提供しているコンテンツ(一部除く)は、NTTドコモと提携する英Perform Groupの配信サービス「DAZN」が引き継ぐ。
新規申し込み受け付けを2月13日に停止し、全サービスを5月31日に終了する。スポナビライブのユーザーには、DAZNを月額980円(通常価格は1750円、いずれも税別)で使えるプランを用意し移行を促す。
ソフトバンクは「インターネット環境の拡充に伴い、スマートフォンやタブレットなどを通じて、時間や場所を選ばず動画コンテンツを楽しめるようになった」が、「提供するコンテンツの拡充や、さらなる質の向上など、より多くの利用者がスポーツライブストリーミングを楽しめる環境を用意したい」と、DAZNへのコンテンツ移管を決めたという。
監査や税務を手掛けるKPMGジャパンによれば、スポーツ中継の放映権料は、DAZNがJリーグと10年間で約2100億円の契約を結ぶなど高額になっている。DAZNはドコモユーザーを対象に料金が割安になるプランを提供し、日本の顧客獲得に努めていた。一方のスポナビライブはソフトバンクユーザーに特別料金を設定し、DAZNの動きに追従していた。
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