インタビュー
「2005年は“改善”の年」――Moraプロデューサーが語る音楽配信への期待(後編)(1/2 ページ)
「iTunes Music Storeが参入すれば日本の音楽配信はより活性化するはずだ。早く登場してもらいたい」というレーベルゲートの赤坂雄治氏。しかし、現在は「着うた」のヒットに代表されるように、日本では携帯電話向けサービスの方が盛んという現状もある。
デジタルオーディオプレーヤーの市場が拡大しても、「曲をダウンロードするのは携帯電話、CDからリッピングした曲を持ち運ぶのはデジタルオーディオプレーヤー」というスタイルが定着してしまっては、PC向け配信サービスの拡大は見込めない。どのようにPCでの音楽配信へユーザーを誘導するのか?
「着うた」のヒットをどう見るか――PC向けにはまず体験してもらうこと
携帯電話向けの音楽配信サービスは、2005年4月6日にはauの「着うたフル」の累計ダウンロード数が500万曲を突破するなど好調に推移している。着うたフルは2004年11月19日に開始され、2005年1月5日には100万ダウンロードを達成したのち、3~4月で200万ダウンロードを上積みし、500万曲を達成した。着うたフルの対応サイト数は現在24サイトで、対応楽曲は、約2万2000曲となっている。
「携帯電話向けサービスが好調であることは知っていますが、市場が違うと認識しています。PCと連携するタイプの携帯電話はとにかく、着信メロディ的なサービスについては私たちの領域ではないと考えています。携帯電話がどのように進化していくか分かりませんが、OpenMGやWindows Mediaが着信サービスに対応していない以上、私たちのビジネス領域にはマッチしないと思います」
携帯電話はダウンロード(入手)と試聴(体験)が一体化しているから利便性が高いわけだが、PC向けサービスの場合はその2つが分離しているからこそ、DRMの設定次第ではより柔軟性の高い運用が可能になる。以前はダウンロードしたPCでしか音楽を楽しめなかったが、現在ではポータブルプレーヤーへ持ち出すことはもちろん、多くの楽曲がCDへ保存することも可能になっている。“DRMの柔軟性をより高める”という方向性は検討されているのだろうか。
「サブスクリプション(定額制)サービスの可能性などは良く聞かれますが、レンタルサービスが普及している日本でそうしたサービスを提供するには、よほど準備を入念にしていないと難しいのではないかと思います」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
2
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
3
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
4
日本郵便、荷物の本人確認をICチップ付き身分証4種に限定 スマホのマイナカードで受け取れる場合も
-
5
無人タクシー、東京で来年運行へ GO、Waymo、日本交通が合意
-
6
「監視されていないときのAIは、もう評価できない」 OpenAI現役研究者が個人声明
-
7
メルカリ、ポケカ最新パックの出品禁止に
-
8
OpenAI、AI安全性でAnthropic、Google DeepMindと協議中──Bloomberg報道
-
9
初代Switchに脆弱性 QRコード読み取りで情報漏えいの恐れ 深刻度「高」
-
10
Apple、「Siri 1.0」配信開始 Apple Intelligenceベースの新生「Siri AI」アプリ 日本は10月から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR