もっとTVを楽しむ“スマートビエラ”、パナソニックが一挙5シリーズを発表:スマホ連携も(3/3 ページ)
パナソニックは、薄型テレビ“VIERA”(ビエラ)の新製品として、「スマートビエラ」5シリーズを発表した。「ビエラ・コネクト」やスマートフォン連携などを実現した“スマート”なテレビだ。
プラズマパネル搭載のミッドレンジ機「GT5シリーズ」
42V型から60V型までをそろえたプラズマテレビ。「ブラックパネルIII」を採用し、フレームシーケンシャル表示の3Dに対応する。デジタルチューナーは2基で、USB外付けHDDを接続すれば裏番組録画が可能になる。HDMI入力は3系統を用意した。
型番 | TH-P60GT5 | TH-P55GT5 | TH-P50GT5 | TH-P42GT5 |
---|---|---|---|---|
実売想定価格 | 37万円前後 | 32万円前後 | 27万円前後 | 17万円前後 |
発売日 | 3月9日 |
液晶ビエラの上位モデル「DT5シリーズ」
IPS αパネルとLEDバックライトを組み合わせ、フレームシーケンシャル3D表示に対応した液晶VIERA上位シリーズ。液晶パネルの4倍速駆動に加え、「8相バックライトスキャン」を採用した。スキャン専用の導光板を新たに採用し、バックライト領域を縦方向8ブロックに分割、映像にあわせて分割ブロックのバックライトを順次オフ(バックライトスキャン)することで残像感を大幅に低減する。これにより、APDCの動画解像度測定方式では、「フルHD動画解像スピード」では800pps(画素/秒)を実現したという。
フレームとスタンドにヘアライン仕上げのメタル素材を採用した高級感のあるデザイン。スピーカーは背面にウーファーを搭載した2.1ch構成で、「音像アップ」機能により音が画面の中央から聞こえるという。バーチャル3Dサラウンドシステムも搭載
3D表示も進化。「新APD駆動技術」は、画面の上ラインから下ラインへ映像データをスキャン時間を3D時のみ約1.4ミリ秒と従来の4倍速液晶に対して3倍にまで高速化。液晶の応答完了までの時間をさらに早め、3Dグラスの液晶シャッター開放時間を長くできるため、クロストークを抑えつつ、明るくクリアな3D映像を表示できるという。
もちろん2D→3D変換機能やBlu-ray 3D再生時の奥行き感を好みで調節できる「3D奥行きコントローラー」なども搭載。さらに3D映画が毎秒24コマだった場合、中間フレームを生成してスムーズに再生する「3Dシネマスムーサー」も採用した。HDMI入力は4系統。
型番 | TH-L55DT5 | TH-L47DT5 | TH-L42DT5 |
---|---|---|---|
実売想定価格 | 42万円前後 | 30万円前後 | 23万円前後 |
発売日 | 4月20日 | 3月9日 |
偏光方式の3Dに対応した液晶ビエラ「ET5シリーズ」
パナソニックとして初のパッシブ偏光板方式3D表示に対応した液晶ビエラ。倍速駆動のIPSパネルとLEDバックライトを組み合わせ、3相(縦3分割)のバックライトスキャンで動画表示性能を向上させた。画面解像度は、もっとも小さい32V型まですべてフルHD1920×1080ピクセル)。デジタルチューナーは2基で、USB外付けHDDを接続すれば裏番組録画が可能になる。HDMI入力は4系統。
型番 | TH-L55ET5 | TH-L47ET5 | TH-L42ET5 | TH-L37ET5 | TH-L32ET5 |
---|---|---|---|---|---|
実売想定価格 | 30万円前後 | 23万円前後 | 16万円前後 | 14万円前後 | 12万円前後 |
発売日 | 3月9日 |
液晶ビエラのスタンダード機「E5シリーズ」(TH-L42E5)
3D非対応の液晶ビエラ。液晶パネルは倍速駆動のIPS方式で、LEDバックライトと組み合わせた。導光板を縦に3分割した「3相バックライトスキャン」によって動画表示性能を改善。USB外付けHDD録画もサポートしている。HDMI端子は3系統。
型番 | TH-L42E5 |
---|---|
実売想定価格 | 14万円前後 |
発売日 | 4月20日 |
関連キーワード
VIERA | 3D | IPS方式 | スマートフォン | パナソニック | VIERA Connect | 3Dメガネ | もっとTV | DIGA | DLNA | VOD | フレームシーケンシャル | 無線LAN
関連記事
- 「もっとTV」にWi-Fi Direct、新機能満載の“ブルーレイディーガ”登場
パナソニックがDIGA(ディーガ)新製品を発表した。スカパー!HD録画を含めた4番組同時録画を継承しつつ、Wi-Fi Direct搭載、「もっとTV」対応、「Qi」(チー)対応など、新機能がてんこ盛り。 - 米国でスマートテレビが流行る理由――CES総括(前編)
「2012 International CES」で存在感を示した“スマートテレビ”。メーカー各社が力を入れる背景には、北米市場ならではの事情が深く関わっていた。AV評論家・麻倉怜士氏に詳しく解説してもらおう。 - メーカーに温度差のある“スマートテレビ”――CESまとめ(後編)
「2012 International CES」では、スマートテレビの展示も多く、来場者の注目度も高かった。ただ、代表格であるはずの「Google TV」をプッシュする展示は少なく、独自プラットフォームやデバイス連携のほうが目立っていた。 - 20V型4Kパネルが人気、スマートテレビも注目のパナソニック
液晶とプラズマという2つのパネル技術を抱えるパナソニックでは、テレビ向けに「Neo Plasma」と「IPS LED」の2つのパネルをプッシュ。目玉は、20.4インチの「4K2K IPS Alpha」だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.