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逆風の中で開幕したCEATEC、注目ブースをチェックCEATEC JAPAN 2014(2/2 ページ)

出展者減少という逆風の中、IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2014」が10月7日に千葉・幕張メッセで開幕した。テレビ関連の展示を中心に会場をチェックした。

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 三菱電機ブースの注目は、同社初の4Kテレビ、“REAL”「LS1シリーズ」だ。赤色レーザーに新開発のシアン色LEDを組み合わせた直下型バックライトを採用し、Ultra HD(4K/8K)の色域規格「BT.2020」を80%以上カバーしているのが特徴。そのため、技術展示では、レーザーとLEDの色域を比較するデモのほか、実際にLED光源とレーザー光源を白い紙に照射し、色合いの違いを確認できるようにした展示も用意しており、「色の純度が高い」という赤色レーザーの色を確認できる。


三菱電機ブースの“REAL”「LS1シリーズ」

赤色レーザーの特性を比較できるデモの数々


ひかりTV向けのトリプルチューナーも展示。2番組を同時録画しながら別の番組を視聴できる。4K対応の予定はなし。実は8月から導入を開始している

 東芝ブースでは、テレビの展示が少ない。同社のスマート家電/スマートハウス展示の1アイテムという位置づけだ。一方で注目を集めていたのは、純人型アンドロイド「値平アイこ」や「東芝グラス」で、東芝グラスの体験コーナーには長い行列ができていた。

東芝ブース

さまざまなバリエーションを展示した「東芝グラス」。超小型プロジェクターを取り付け、レンズ部分に表示するメガネ型ウェアラブル端末。それ以外の機能は一切搭載せず、長時間着用しても利用者にストレスがかからないのが特徴だ。工事現場の保守点検や医療・介護などのビジネス市場を目指す

 4K/8K関連では、NHKやJEITA、NexTV-F、日本ケーブルラボなどが共同で設けたブースが充実している。ここには85V型8Kディスプレイのほか、日本ケーブルラボの「第3世代STB」規格を満たしたプロトタイプなど、最近の技術トレンドがそろっていた。

9月に仕様の策定が完了し、来年末の導入を目指す日本ケーブルラボの「第3世代STB」。4Kとリモート視聴、ハイブリッドキャストという“3つの要素”を満たす必要がある(左)。NexTV-Fは4K試験放送やリモートアクセスをデモ(右)

 「CEATEC JAPAN 2014」の会期は、10月7日(火)から11日(土)まで。会場時間は10時から17時となっている。

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