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レンタル大手ゲオも参入、定額見放題サービスの「VOD元年」到来か:月590円で8万本が見放題(2/2 ページ)
レンタル大手のゲオが映像配信サービス市場に参入する。全国に約1600店あるリアル店舗の強みを生かした“ハイブリッドVOD”として2016年にスタートする予定だ。
2016年にVOD市場はどうなる?
エイベックス・グループ・ホールディングス 代表取締役副社長CSO 千葉龍平氏は、「デジタル化の波を正面から捉え、リアル店舗と配信ビジネスという矛盾するビジネス構造を両立させる英断をした遠藤社長とタッグを組めることをうれしく思う」と喜びを語った。
料金プランは、月額1000〜2000円前後の「Hulu」「NETFLIX」「U-NEXT」「TSUTAYA TV」などと、月額500円前後のキャリアサービス「dTV」「ビデオパス」「UULA」の中間に位置する。オプションで新作をレンタルできない点はやや気になるところだ。
画質はSD(標準画質)とHDの2種を用意。1アカウントにつき最大5台までデバイスを登録でき、スマートフォン用にダウンロード視聴機能を用意する。
国内のVODサービスは、dTVが500万会員、Huluが100万会員を突破するなど、徐々に市場が広がりはじめ、ようやく「VOD元年」の兆しが見えてきた。ゲオがローンチする2016年までにNETFLIXがどれほど会員数を伸ばすかなど、市場の動向に注目が集まる。
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