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ソニー、カードゲームの可能性を広げる「Project FIELD」発表――第1弾は「妖怪ウォッチ」
ソニーがスマートフォンやタブレットを活用してカードゲームを体験を豊かにする新しいプラットフォーム「Project FIELD」を発表した。パッドの上にカードをのせると、カードの種類はもちろん、位置や向き、動きを読み取り、ゲームアプリへリアルタイムに反映する。
ソニーは12月7日、スマートフォンやタブレットを活用してカードゲームを体験を豊かにする新しいプラットフォーム「Project FIELD」を発表した。コンテンツ第1弾として、フォワードワークス、レベルファイブ、バンダイとの協業で「妖怪ウォッチ」シリーズのタイトルを開発中だ。
Project FIELDは、モバイル端末とBluetooth接続の専用パッド、ゲームアプリ、そしてIC内蔵のカードで構成される。パッドの上にカードをのせると、カードの種類はもちろん、位置や向き、動きを読み取り、ゲームアプリへリアルタイムに反映する仕組み。ゲームの進行やキャラクターの進化など、さまざまな情報をカードに書き込むこともできる。
例えば対戦ゲームなら、カードをスライドさせたり、向きを変えるといった操作でキャラクターを操作。育成ゲームでは、キャラクターの進化をカードに記録しておけば、場所を変えてゲームをする場合でも進化したキャラクターが登場する。「カードゲームの可能性を広げ、新しい遊びの提案ができる」(同社)。ソニーでは、開発者向けにSDK(Software Development Kit:開発キット)を提供する計画だ。
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