AR初のヘッドフォン・イヤフォンも個性的
冒頭で触れたように、AR-M200のお披露目と連動する形で、ARブランド初のヘッドフォンとイヤフォンが発表された。いずれもリケーブルに対応しており、パッケージには3.5mmタイプのアンバランスケーブルが標準添付されるほか、4.4mm 5極プラグのバランスケーブルをオプションとして用意する予定だ。
ヘッドフォン「AR-H1」は、平面磁界駆動方式を採用するオープンエア型のヘッドフォンで、86mmのドライバーを搭載する。本体の軽量化を進めるとともに「インピーダンスは33Ω、感度は99dB/Vと、スマホに組み合わせて気持ち良く鳴らせるように設計した」という。価格も低く抑えながら「プレーヤーのM200やイヤフォンとともに、いい音を手軽に楽しめる組み合わせ」という。なお本機に続いて密閉タイプのヘッドフォンも開発が進められているそうだ。
一方の「AR-E10」は、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー1基、ダイナミック型ドライバー1基を同じハウジングに収めたハイブリッド型イヤフォン。8mm口径のダイナミック型ドライバーは振動板にベリリウムコートをかけて過渡特性を高めた。ハウジングの素材はアルミニウム。インピーダンスは25Ω。軽量で装着感は上々だ。
AR-H1とAR-E10ともにリケーブルに対応する。ヘッドフォンが2.5mm端子の両出し、イヤフォンが2ピン端子となる。
筆者はこれまでに発売されたAcoustic Researchのプレーヤーは質実剛健なイメージを持っていたが、M200やヘッドフォン、イヤフォンともにデザインがよりスタイリッシュに洗練された印象を受ける。特徴的なスマホ連携機能とともに、手軽にハイレゾを楽しみたい音楽ファンのニーズに応える面白い製品になりそうだ。
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フロンティアファクトリーは、米Acoustic Researchのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーを6月17日に発売する。昨年4月に発売した「AR-M2」の下位モデルにあたる普及機という位置付け。
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