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「スマホと2台持ちで最強」――ARが低価格ハイレゾプレーヤー「AR-M200」を投入する理由(2/2 ページ)

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AR初のヘッドフォン・イヤフォンも個性的

 冒頭で触れたように、AR-M200のお披露目と連動する形で、ARブランド初のヘッドフォンとイヤフォンが発表された。いずれもリケーブルに対応しており、パッケージには3.5mmタイプのアンバランスケーブルが標準添付されるほか、4.4mm 5極プラグのバランスケーブルをオプションとして用意する予定だ。


平面磁界駆動型のヘッドフォン「AR-H1」

 ヘッドフォン「AR-H1」は、平面磁界駆動方式を採用するオープンエア型のヘッドフォンで、86mmのドライバーを搭載する。本体の軽量化を進めるとともに「インピーダンスは33Ω、感度は99dB/Vと、スマホに組み合わせて気持ち良く鳴らせるように設計した」という。価格も低く抑えながら「プレーヤーのM200やイヤフォンとともに、いい音を手軽に楽しめる組み合わせ」という。なお本機に続いて密閉タイプのヘッドフォンも開発が進められているそうだ。


Acoustic Research初のイヤフォン「AR-E10」はBA+ダイナミックのハイブリッド型

 一方の「AR-E10」は、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー1基、ダイナミック型ドライバー1基を同じハウジングに収めたハイブリッド型イヤフォン。8mm口径のダイナミック型ドライバーは振動板にベリリウムコートをかけて過渡特性を高めた。ハウジングの素材はアルミニウム。インピーダンスは25Ω。軽量で装着感は上々だ。

 AR-H1とAR-E10ともにリケーブルに対応する。ヘッドフォンが2.5mm端子の両出し、イヤフォンが2ピン端子となる。


ケーブルは本体両出し。ピンは2.5mm

 筆者はこれまでに発売されたAcoustic Researchのプレーヤーは質実剛健なイメージを持っていたが、M200やヘッドフォン、イヤフォンともにデザインがよりスタイリッシュに洗練された印象を受ける。特徴的なスマホ連携機能とともに、手軽にハイレゾを楽しみたい音楽ファンのニーズに応える面白い製品になりそうだ。

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