NTTドコモ、NTTぷららとのタッグで“映像市場のメインプレイヤー”目指す
ドコモが2つの映像配信サービスを発表。テレビに接続するSTBもそろえ、NTTぷららとのタッグで“映像市場のメインプレイヤー”を目指す。
NTTドコモは10月18日、新しい動画配信サービス「dTVチャンネル」と「ひかりTV for docomo」を発表した。これまでスマートフォンなどモバイル環境向けにVODサービスを展開してきた同社だが、ひかりTV for docomoではNTTぷららと連携して「あらゆるシーンにドコモの映像配信」を目指す。テレビと接続するSTB(セットトップボックス)「ドコモテレビターミナル」もラインアップに加える。
まず2018年1月に、サブスクリプション型映像配信サービス「dTVチャンネル」を開始する。月額780円(税別、以下同/ドコモの回線ユーザー)で映画やドラマ、アニメなど30以上の専門チャンネルが見放題に。スマホやタブレットはもちろん、ドコモテレビターミナルを使えば大画面テレビに映し出すことも可能。「dTV」や「DAZN」とのセット料金も設定する。
一方、NTTぷららと連携して18年春の提供を目指しているのが「ひかりTV for docomo」だ。ひかりTVが持つ50以上の専門チャンネルと約16万本のVODを楽しめるというもので、視聴にはフレッツ網の契約と「ドコモテレビターミナル」が必須。4K/HDR対応コンテンツを含み、またドコモテレビターミナルは外付けHDDを接続すれば録画も可能だ(対応コンテンツのみ)。料金は月額2500円から(ドコモ回線ユーザー限定、2年割)。同サービスを契約すると、dTVとdTVチャンネルが付帯されるため、外出先でも地デジ/BSなどの番組を視聴できるという。
ドコモテレビターミナルは、ドコモの全映像配信サービスに対応するAndroid TV搭載のSTBだ。サービスを横断してコンテンツの検索やレコメンドを行えるのが特徴で、18年1月の発売時にはdTV、dTVチャンネル、dアニメ、DAZN for docomoに対応。18年にファームウェアアップデートを予定し、ひかりTV for docomoもサポートする。
自宅とモバイル環境の両方で楽しめるサービスをそろえるとともにコンテンツ面も大幅に拡充したNTTドコモ。「映像市場におけるメインプレイヤーの地位を目指す」(同社)としている。
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