C-NEWSは6月29日、インターネットのニュースサイトの閲覧状況についてのアンケート結果を発表した。同社と日経産業新聞が共同で、15歳以上のネットユーザーを対象に実施したもので、10代、20代、30代、40代、50歳以上の男女100人ずつ、計1000人。
調査では、ネット利用者1000人のうち、実に93%の人がPCでニュースサイトを見ている。一方、携帯やPHSでニュースを閲覧する、と答えた人は36%となった。
ニュースサイトを見る頻度は、1日1〜2回が最も多く35%。次に多いのは「1日に5回以上」が24%、「1日に3〜4回」が16%と続く。「1週間に5〜6回」6%、「1週間に3〜4回」4%、「1週間に2回以下」8%と、1日1回見ない人はむしろ少数派といえる。
ニュースサイトをよく見る時間は、夜10時台が33%と最も多く、夜9時台が31%、夜11時台が28%、夜8時台と朝8〜9時台がともに22%、12時〜午後1時台が20%と続く。
よく見るニュースサイトは「Yahoo!ニュース」が86%とダントツの強さ。「Googleニュース」は13%で、他のポータルサイトやメディア各社のニュースサイトは10%台で並ぶ。
ニュースサイトを見る目的は「興味・関心を満たすため」が8割強と圧倒的に多い。ジャンルでは「社会・生活」が最も多く35%、「芸能」20%、「スポーツ」15%、「経済」14%と続く。
ニュースサイトの利点として最も多い回答は「速報性が高い」で4割弱。不満な点は「情報量が少ない」が28%と最も多い。
ジャンルによっては、Yahoo!ニュースなどに記事を提供しているメディア各社のサイトへ行けば、より詳しい情報を得られることも多い。「メディア各社のサイトへリンクをたどってアクセスするかどうか」という質問に対しては「ときどきある」が46%、「よくある」が19%となった。
現在のニュースサイトのあり方についての感想では「便利だがニュースサイトだけでは物足りない」と答えた人が53%。「詳しい情報はニュースサイトで調べたい」19%を上回る。
ネットでニュースを見ることにより、新聞、テレビ、ラジオなど既存メディアとの関わりは変化したか?という問いに対し、「変わらない」と答えた人が68%。既存メディアに接する頻度が増えた人は19%、減ったと答えた人は13%いる。ただしこの問いは既存メディアをひとまとめにしているので、もし新聞、テレビ、ラジオとの関わりを個別に質問していれば、違った結果となりそうだ。
ニュースの有料サービスについては「利用したくない」という回答が実に82%に上った。「料金が安ければ利用したい」という回答が11%、「速報性や情報量などサービスの質が高ければ利用したい」という回答も7%あった。
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