ネット証券3社、先物取引の手数料を値下げ

» 2007年08月22日 17時43分 公開
[Business Media 誠]

 ネット証券3社(SBIイー・トレード証券、カブドットコム証券、オリックス証券)は、株式の先物取引の手数料を引き下げると発表した。SBIイー・トレード証券とカブドットコム証券は期間限定で日経225mini(日経平均株価を対象にした株価指数先物取引)などの手数料を半額、オリックス証券も同商品を4割引き下げる。

 SBIイー・トレード証券は8月27日から9月28日までの約定分に対し、ミニ日経225先物の手数料を105円から52.5円に引き下げる。カブドットコム証券は9月18日から11月30日までの間、イブニング・セッションでの取引に対し手数料を半額にする。日経225miniは210円から105円、日経225先物は987円から493円、日経225オプションは約定代金の0.63%から0.315%にそれぞれ引き下げる。オリックス証券は9月10日から、日経225先物を840円から525円、ミニ日経225先物を105円から63円とする。

 日経225miniなどを取引している大阪証券取引所は9月18日から「イブニング・セッション」を開始する。取引時間は従来の午後3時10分までから、新たに午後4時30分から午後7時までに拡大する。これにより取引終了後に発表される企業の決算や、海外市場に連動した取引などが可能となる。

 日経225先物と日経225miniは8月16日に、過去最高の取引高を記録した。日経225先物の1日の取引は26万6234枚、日経225miniも45万9799枚と初めて40万枚を突破した。

 日経225miniは小額から取引できるため、個人投資家の間で人気が高まっている。カブドットコム証券でも口座数・売買高ともに堅調に推移している。「かつて株のデイトレーダーをしていた個人投資家の中で、日経225miniに投資を変えた人が多くなっている。日経平均を分析するだけなので、シンプルで分かりやすいのが人気の秘訣」(カブドットコム証券)という。

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