C-NEWS編集部と日経産業新聞が共同で実施した「ネット1000人調査」の結果、今年お中元を贈った人は半数を切っていることが分かった。調査は2007年7月27日と28日の両日、学生を除く20歳以上のインターネットユーザー1000人を対象に実施したもの。特に20代から30代のお中元離れが著しいという結果が出た。
今年お中元にかけた、あるいはかける予定の金額について、最も多い回答は「3000円〜5000円未満」だった。購入場所は年代を問わず「百貨店」が49%と最も多く、「スーパー」29%、「ネットショッピング」21%と続いた。お中元選びの考え方として「贈答品は高級感が大事なので、包装紙を重視して百貨店で買うことが多い」(32%)という理由が多かった。
ネットでお中元を購入している人の割合は、50歳以上を除いた各年代で、男女ともに20〜25%に収まっており、特に若い世代でネットでの購入率が高いわけではないことが分かった。利用したサイトは、「インターネットショッピングモール(楽天など)」が57%、「百貨店のサイト」が24%、「個人店、チェーン店のサイト」が11%と続いた。
初めてネットでお中元を購入した時期を聞いたところ、2005年が22%でピーク。今年(2007年)初めて利用した人も15%いる。
今年ネットでお中元を購入しなかった人に、今後ネットを利用して購入したいかどうかという質問には、「利用したいと思わない」が36%と、「利用したいと思う」の28%を上回った。ただし、今年ネットで購入した人に、昨年ネットで購入した商品数との増減を聞いたところ、「増えた」が32%、「減った」が4%という結果が得られた。また、今後もお中元の購入にネットを利用したいという回答が94%を占めており、ネット利用者の定着率は高いと言えるだろう。
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