東日本旅客鉄道(JR東日本)は、同社のIC乗車券「Suica」、JR東海「TOICA」、JR西日本「ICOCA」の相互利用が3月29日から始まる(参照記事)ことを記念して、「Suica・TOICA・ICOCA IC相互利用記念Suica」を発売する。
記念Suicaは、Suicaペンギン、カモノハシのイコちゃん、TOICAのひよこが手をつないでいるデザイン。1枚2000円(デポジット料500円を含む)で、限定5万枚。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、宮城県内64カ所の駅にあるみどりの窓口で3月29日から発売される。
SuicaとICOCAはすでに2004年から乗車券として相互利用が可能になっていたが、3月29日以降はTOICAも含めて3エリアでの相互利用が可能になる。また、Suica電子マネーとICOCA電子マネーの相互利用も始まる。
TOICAは名古屋エリア・静岡エリアの在来線で利用できるICカード乗車券という位置付けで、現在電子マネーサービスを提供していない。ただし、3月7日に行われたIC CARD WORLD 2008内セミナー「もっと広がる電子マネーサービス」では、「JR東海さんは電子マネーはやらんとおっしゃっている」(JR東日本 IT・Suica事業本部の会田雅彦氏)という発言もあり、TOICAの電子マネーサービスが始まる見込みは低そうだ。
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