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» 2008年10月23日 13時25分 公開

日本は“少子・多ペット社会”? ワンコを増やして街おこし郷好文の“うふふ”マーケティング(2/2 ページ)

[郷好文,Business Media 誠]
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ペットを真ん中に、みんなを巻きこむ

 ペットビジネスというとたいていは“擬人化ビジネス”。ペットシッター、ペット保険、ペットカフェにペットレストラン、ペットアパレルにペット肖像画など。捜索願いを出せばペット探偵、落命すればお葬式やお墓。人様にしてあげたいことがビジネスになる。

 だが野中社長は米国のビジネスモデルを見た体験から、ペットオーナーや事業者を巻き込む社会型ビジネスモデルを展開する。フリーペーパー『Peiku Magazine(ペイクマガジン)』がその中核にある。

Peiku Magazine

 ペイクマガジンの最近のコンテンツを見ると、「ワンコとリゾート(ワンコも一緒に滞在できるリゾート)」「ドッグナビ(街のドッグ関連ショップの紹介)」「ペットにやさしい不動産」「ワンコとドライブ(読者モデルとペット起用)」「カリスマトリマー選手権」など盛りだくさん。そこにコンテンツ同士の相乗効果がある。

ワンコが住みやすい街は人も住みやすい

 カリスマトリマー選手権を例にとろう。優秀なトリマーに腕をふるうチャンスを与え、所属店舗はPRできて、オーナーには自分の犬が表紙を飾るという名誉がある。「ウチの犬が表紙を飾る」となれば冊子をたくさんの友人に配るだろう。友人は「ウチの犬もぜひ載せたい!」と願う。ペクマガの設置店舗が増えれば、読者増につながり広告も増える。当のワンコは、たぶんおいしいエサにあずかれるだろう。

 “犬も歩けばビジネス相乗効果”。なぜか? それはワンコが住みやすい街は、人にも住みやすいからだ。

(出典:ペイクの公式Webサイト)

 ペット設備付きマンションは、立地が悪くても入居率がアップする。ペットに強い不動産会社も潤うし、ペットがらみのお店も増える。地域にペット散歩道が造られ、公園の公衆トイレにうんちダストが配置される。野中社長は「地方の廃校を活用して格安で泊まれるペットリゾートを造りたい」と話し、私は「都心の廃校や閉鎖保育園にドッグランを造ればいい」と返した。

 ワンコで街おこし。お風呂好きのワンコが増えれば、街も人も生き生きとする。

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