2009年に成人式を迎える新成人は、大切な人にどんな言葉を伝えたいと思っているのだろうか。普段言えない胸のうちを「1秒の言葉」で伝えるとしたら、誰に、どんな言葉を伝えたいか、と聞いたところ「母に、ありがとう」(31.4%)が最も多いことが、セイコーホールディングスの調査で分かった。
次いで「友達に、ありがとう」(10.1%)、「父に、ありがとう」(9.1%)、「恋人に、ありがとう」(8.7%)、「恋人に、好きです」(7.6%)だった。逆に、誰からどんな「1秒の言葉」を言われたいか、と聞いたところ「恋人から、好きです」が17.1%でトップ。以下「友達から、ありがとう」(8.7%)、「恋人から、会いたい」(6.4%)、「恋人から、ありがとう」(6.0%)、「友達から、がんばって」(5.0%)と、今の新成人は恋人や友達の関係を大事にしている傾向がうかがえた。
新成人にとって、最も価値のある1秒とは何だろうか。最も多かったのは「1人でいる時間」で27.9%。全体では1人でのんびりくつろぐ時間を大切にしている人が多いが、女性は「家族といる時間」(32.6%)がトップ。「背景には『普段離れて暮らしているから』『めったに会えないから』という1人暮らしの寂しさもある」(セイコーホールディングス)
インターネットによる調査で、2009年に新成人になる男女516人(男女258人ずつ)が回答した。調査期間は2008年10月下旬。
新成人が1秒でも長く続けたいと思っていることはどんなことだろうか。最も多かったのは「睡眠」で16.1%、次いで「恋人との時間」(12.6%)、「友達との時間」(9.9%)、「生きている時間」(5.0%)、「音楽」(4.5%)という結果に。また1秒でも早く済ませたいことは「勉強」が31.8%で断トツ。このほか「仕事・アルバイト」(8.3%)、「家事」(6.6%)、「通勤・通学」(6.2%)、「試験」(4.3%)だった。
今の自分の気持ち・気分を時刻に例えると、何時ですか? との質問には「24時」が最も多く13.4%。以下「23時」(10.5%)、「12時」(6.8%)、「2時」(6.4%)、「22時」(5.8%)と続いた。1位の24時と2位の23時を合わせると、4人に1人は深夜の時間帯を選んでおり、「疲れているから」「早く眠りたいから」といったネガティブな面と、「1日の終わりで、また新しい1日が始まるから」「新しい自分に出会えるから」など、ポジティブ面の意見が目立った。
このほか「22時」と答えた人は「結構いろいろ追い込まれているから」(男性・関東)、「12時」は「常に道半ば」(男性・九州)、「あいまい」(女性・北海道)、「9時」は「まだ太陽が昇りきれていない感じが、今の自分に合致する」(男性・関東)といった理由があった。
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