通常の風邪よりも症状が重いインフルエンザ。企業にとっては社員やその家族、顧客などが感染することもあるので注意が必要だが、インフルエンザ対策は行っているのだろうか?
自身が経営する会社の職場でインフルエンザの予防対策の実施は必要と思うかどうか聞いたところ、「必要であると思う」は72.7%に達していることが、アリババの調査で分かった。「必要であると思う」と回答した人(218人)に、どんな予防対策をしているのかと尋ねると、「手洗いやうがいの励行」(78.4%)、「せきが出たときのマスク着用の励行」(60.6%)、「流行前のワクチン接種を勧める」(45.4%)など、手洗いやうがい、マスク着用といった日頃からできる基本的な予防対策が目立った。
インターネットによる調査で、中小企業の経営者300人が回答した。調査期間は1月30日から2月2日まで。
新型インフルエンザを脅威に感じている経営者(94.6%)は、新型インフルエンザの対策を実施しているのだろうか。「既に実施している」のは9.2%、「まだ実施していないが、実施の予定がある」は29.2%。一方で「実施しておらず、実施の予定はない」は61.6%となった。
また「実施しておらず、実施の予定はない」と回答した人(175人)に、その理由を聞いたところ「知識がなく、どう対応していいのか分からない」がトップで41.1%。次いで「対策用の予算をつける余裕がない」(35.4%)、「通常業務が忙しく、対応している時間がない」(25.1%)という結果に。この結果を受け「新型インフルエンザについて中小企業は、知識的・時間的に何らかの対策を講じる必要がある」(アリババ)という。
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